jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

アイドリングストップ車による道路の汚れが急増

道路の汚れが急増している。特に大きな道路の交差点付近である。道がテカテカた光っている。

 以前は、排気ガスを撒き散らしていたトラックが原因だと思っていたが昨今、煙を吐いて走るトラックは見かけない。トラックが原因ではなさそうである。

 交差点の付近の汚れが気になるのは、横断歩道の白い線が真っ黒になっていることから気がついた。以前は、冬場のスパイクタイヤ使用で横断歩道が削られて見えなくなることが多かったが、今はスタッドレスタイヤが主流なので横断歩道が消えることも少なくなっている。

 道路が汚れる原因は、アイドリングストップ車の増加てあると推定する。信号のたびにエンジンが止まる。信号が青になるとエンジンをスタートさせる。エンジンが暖まっているとはいえ、エンジンスタート時に不燃ガスが放出される。つまり、ガソリンを撒き散らすことになる。

 おそらく走っているクルマの40%ぐらいがアイドリングストップ車になっているだろう。1回の信号停車でエンジン起動は残念ながら1回ではない。3回ぐらいはかけなおしをしているのではないのか。そのたびにガソリンを撒き散らしていると分析している。

 しかも、アイドリングストップ車の多くは軽自動車である。また軽自動車の割合がどんどん高くなっている。正直、軽自動車の設計、製造の厳密さは信じていない。したがって、いい加減な車両が街に溢れていると思っている。

 アイドリングストップ車が登場する以前から筆者は信号待ちでエンジンを停めていた。今のアイドリングストップ車は、それ向きに大型のバッテリーを搭載している。スタートのたびにダイナモをバッテリーで動かしているからである。小さなバッテリーでは負荷が大き過ぎる。軽自動車のバッテリーも今は普通車と同じである。装備も充実し、価格も高くなった。税金が安い以外のメリットを感じない。

 手動でエンジンのオンオフをするメリットは、信号停車時間が短い時にはエンジンを動かしたままにして、エンジンストップの回数を少なくできることである。今のアイドリングストップ車は、とにかく停まればエンジンをストップさせる。インテリジェンスがまったくないのである。しかもダイナモで起動するタイプがほとんどである。たぶん最初にアイドリングストップを導入したのは日産マーチだと思うが、これは減速時にバネを巻き上げ、これをリリースしてエンジンを起動させる方式だった。バッテリーへの負担もなく、ダイナモの嫌な音もない。なぜこの方式が主流にならなかったのか不思議である。

 いずれにしても。道路の汚れによって雨の日はスリップの危険があるし、また夜は道路がギラギラですか光って見にくい。せめて、エンジンストップしてから30秒はかけなおしがないようなインテリジェンスを持たせてほしい。しかし、これが軽自動車になると、まず期待できないだろう。