jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ピキッと音がして肩凝りが消えた

筆者の肩凝り歴は10代からだから、もう50年になる。整骨院鍼灸院、整形外科以外のさまざまな方法で自前で凝りほぐしを試みたが、すべて効果は限定的だった。というのも、翌日にはまた凝りが戻ってきてしまっていたからだ。ほぐれたと思ったときは快適で達成感もあったが、すべて翌日には無に帰していた。

 夜、寝床であるものを使って指圧をし始めて25年になる。あるものというのは、重さ1kg の鉄アレーである。もともとは20代のころ、ジョギング時の負荷を加えるために購入した。

 今は、この手に持つタイプのウエイトは、ハンドルが付いていたり、カラフルだったりするが、最もオーソドックスな両側に球のある鋳物製の鉄アレーである。色も青く塗られただけの朴凸とした物である。ジョギング時に手から落ちないようにヒモで手で握れるようにしていた。

 肩凝りをほぐすのに、寝ながら硬式テニスボールを使って体重を掛ける方法が、当時紹介されていた。筆者もテニスを楽しんでいたのでボールはいくつも持っていた。しかし、ボールの弾力のために指圧の力が分散し、効果が薄いように思えた。

 その後、プラスチック製の押し玉の付いた指圧器や、U 字型の棒状のセルフ指圧棒、電動の肩たたき機なども試してきたが、常に効果は一時的だった。

 結局、最後まで残ったのが鉄アレーだった。とにかく丈夫である。押した感覚がいつも同じなので、何となく安心感があった。もちろん、強く押しすぎれば身体に悪いし、骨が弱くなっている方にはオススメできない。間違って足の上に落としたら骨折するかもしれない。自分の相棒になるぐらいまで使わなければならないかもしれない。

 それでも25年は長すぎる。とても特効薬とは言いがたい。ただ、医者に行ったり、人に触られたり、ハリを刺されたりするのが怖かっただけである。たぶん、ハリなら一発で治ると思うのだが、怖いのである。

  さて、この鉄アレー指圧は、かなり強力である。何しろ、場合によっては自分の全体重を1点に集中させることになるからである。どこまで力を加えるかは、自己責任の判断になる。おそらく、通常の指圧よりも圧は強いのではないだろうか。もちろん、指圧師の人にはコツやテクニックもあるので、鉄アレー指圧のただ力まかせに押すのとは違うとは思うのだが、ひょっとしたら物足りなく感じるかもしれない。

 それでも25年もかかるとは思わなかった。肩凝りと脚のプチ麻痺がつながっていることに気づいたのも、この10年ぐらいである。肩凝りをほぐしてもすぐに戻ってしまうのは、脚のプチ麻痺と連動していたからである。このプチ麻痺がまたガンコだったため、この相乗効果で治りに時間がかかった。

 夕べもまた、肩甲骨の辺りと脚の付け根辺りに凝りに伴う鈍い痛みがあった。2個の鉄アレーで、1本は背中、もう1本はお尻に置いて、その上に寝る。体重を移動させながら指圧をするのである。いつもはこのまま鉄アレーが身体の下にある状態で寝落ちしてしまうほど気持ちよくなる。そして、翌朝、また鈍い痛みは残っていて、1日が始まってしまうのだが、夕べはちょっと違った。

 夜中に「ピキッ」という音がしたような気がして、目が覚めたのである。音がしたのは、左肩の中央付近。これまで特に強く押したことがない。一般的に肩たたきをするとき、タントンタントンする場所だが、筆者にとっては叩いても特に響くところではなかった場所である。確かに少しかたまりののようなモノが硬く出っ張っている。

 音がしたと思って目覚めたあと、腕を回して見ると確かによく動く。左脚の付け根の鈍い痛みも収まっており、「何だこれ?」というような気持ちだった。そのまま鉄アレーを使いもせず、また眠りに落ちてしまった。

 翌朝、つまり今日だが、肩も脚も嫌な感じが普段の1/10ぐらいに改善している。イスに座っていても楽だし、歩いてもあまり疲れない。

 実際に何が起きたのだろう。物理的にたとえば癒着がハズレたのなら、痛みや腫れが出そうだが、いまのところ、それもない。ありがたい。

このまま、筆者の肩凝り、脚のプチ麻痺が一気に解消に向けて動いてくれるとありがたいのだが。