jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

体当たり芸もやめてほしい--ドリフターズも却下

ドツキ漫才というのが昔からある。ツッコミ側がボケ側をツッコむ際に、頭を殴ったり、ハリセンで叩いたりする。

 関西の漫才で多く見られる。関西弁と共に見ることが多いので、「関西人は口も悪いしガラも悪い」というイメージがあるのではないか。吉本新喜劇もドタバタの中に、ハリセンがあったりする。吉本興業のオハコ芸かもしれない。

 全国版では、ドリフターズが元祖かもしれない。笑いをとるために、上から金タライを落としたりする。やりすぎだと思ったのか、筆者の親はこの手のテレビをこどもには見せなかった。志村けん氏がCOVID-19で亡くなったこともあり、テレビでの放送が増えた気がするが、筆者は見ない。

 身体を張って笑いを取りに行くのは、芸ではない。卑怯な気がする。中でも、裸芸は、テレビでは出すべきではない。裸芸、しかも中年男の不細工な裸を見て、楽しいという視聴者がいるとでも思っているのだろうか。また、女性に対しては、「完全なセクハラ」である。ゲストもたまったものではない。テレビ人の常識感覚がもはやマヒしているのを感じる。

 スポーツで鍛えられた筋肉は価値がある。しかし、ボディビルのように基本的にプロテイン摂取によって肥大した筋肉は、単なる裸芸でしかない。見せるための筋肉だからである。

 チャールズチャップリンの洗練されたパフォーマンスをもう一度勉強してほしい。身体を張った演技の基本だと思う。ドツキ漫才は、さらに大声によるドウカツも伴うから厄介である。日本の話芸はいったいどこに行くのだろう。恥ずかしくて海外に紹介できない。