jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「2022/2/1のコロナ死亡者70人」をどう判断するのか--オミクロン株の死亡リスクは高いのではないか

COVID-19の感染確認者数が2022/2/1に初めて8万人を超えた(81,654人)。東京都の病床使用率も50%を超えた(50.4%)。

  岸田文雄首相は、緊急事態宣言を出す基準を何にしているのだろうか。小池東京都知事が、その基準の説明を求めたが、「総合的な判断」というあいまいな回答である。

  重症者病棟の使用率がまだ低いということを理由にしているようだが、重症者病床はすぐに一杯になる。それからでは遅い。

  むしろ、1日の死者数が70人というのが、異常事態ではないのか、と筆者は考えるのである。70×365=25550人である。明らかに、危機的と思うのである。

  あるコメントに「波なので、2/1~9にピークアウトする」と何の根拠もなく語る国際経済学者がいた。いったい何を根拠に語っているのだろうか。不思議で仕方がない。

 東京都の1日の死者数は,1/14,18が10人で,オミクロン株が中心なのに死者数が意外に多いという感触だった。1/27,28,31が47人と急増し,2/1に50人を一気に超えて70人となったことに,危機感は一気に高まっている。重症病床の使用率が高くないのに,死者が増加しているということは,短期間に症状が悪化して死に至っているということを意味しているのではないか。オミクロン株は重症化リスクは低いかもしれないが,いったん重症化すると死亡リスクは高いのではないか,と思われるのである。

 残念ながら,今の段階で仮に緊急事態宣言を発令しても,人流抑制効果は極めて限定的である。東京だけ発令することの意味もない。やはり経済は止まってしまう。次に考えられる手法は,東京全体のホワイトロックダウンのための,公共機関入口での検査による移動規制しかないのではないかと思うのである。