2022/7/20、とうとう大阪でも感染確認者が2万人を超えた。全国では15万2536人と初めて15万人を超えた。
2021年夏の第5波で病床が逼迫して自宅療養せざるを得ず、亡くなる方が続出したことで、第6波では病床使用率を監視し、逼迫しそうになると一般病床をコロナ病床に切り替えて勘定し、母数を増やして使用率を下げるという姑息な手段で切り抜けた。幸い、オミクロン株の初期種で重症化リスクが低く、重症病床の逼迫を避けられた。減少のペースが遅かったが、6月までに収束しそうな気配があった。
2022年7月からの第7波の感染は、第6波の1.3倍のBA. 5亜種で、肺での増殖傾向にあり、病床使用率も一気に上がっている。しかし、第6波で準備した切り替え病床を加えることで、使用率を下げ、行動制限を何としても出さないという意固地が見えてくる。
来週には、医療逼迫となるだろう。というのも、病床が確保出来ても、医師や看護士が間に合わないからである。入院出来ても、容態を診てくれる看護士さんは来ない。医師も来ない。ベッドサイドの呼び出しボタンを押す時は、恐らく中等症に進んだ時であり、果たして回復するかどうかは運次第になる。重症に進んだら、ほぼ確実に死が見えてくる。
筆者は、この状況では来週からテレワークを再開したいと思っている。今、進行中の仕事を止める訳には行かないからだ。
それでも通勤するという人が大半なので、ここは、より大変な医療従事者を助け、社会的により意義のある命を助ける仕事に全員ボランティアで参画することを提案する。補助業務は山のようにある。給料は会社から出るのだから、ボランティアでいい。
筆者がボーイスカウトで経験した街の掃除や募金のボランティアや、災害復旧のボランティアなどと比べて、その緊張感は凄まじいものがあると思う。目の前で苦しんでいる人を見る機会も増える。医療従事者の苦労が分かると思うのである。
ここに至るまでに、早急に行動制限すべきではなかったのかと、筆者は思う。結果はげつまつにも出るだろう。