jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

オミクロン株への提言--感染者家族の現実的な声「検査キットを量産する努力をせずに高値で売りつけて儲けているのが日本のクスリメーカー(個人的な意見です)」

新型コロナウイルス禍の第6波が収束する前に、再び感染者増加の動きがあり、第7波かとも言われている。筆者の考えでは、もうこれは「波」ではなく、恒常的な水位上昇に思える。

   BA.2亜種に置き換わりつつあり、感染力はこれまでで一番強い。感染者数はまた拡大しそうである。しかし、もういまさら毎日のように数字の羅列と前週からの増減を知っても意味がない。 

   なにしろ、感染していても無症状な人がおそらく30%ぐらいはいるだろう。しかも、感染していてもPCR 検査で陰性判定される人が50%はいるだろう。症状のある人とその家族は、100%感染していると考えていいほどである。

   感染しているが無症状な人でも、スプレッダーにはなれる。咳やくしゃみをしなくても、マスクなしで会話すればマイクロ飛沫が飛び、これによって感染拡大させてしまうのである。本人はスプレッダーという意識がまったくないので、移動もマスクなしの会話も平気でしてしまう。これが厄介なのである。

    筆者家族が、筆者を除いて次々と家庭内感染したことはすでに報告した。オミクロン株の場合、感染者数はデルタ株の5倍はあると思われる。それでも入院者数は第5波とあまり変わらない。

    デルタ株では、自宅療養だけで軽症で回復した人はほとんどいなかった。レムデシビルなどの治療薬の処方と投与をしなければ中等症から重症になり、自宅で亡くなる方も出てしまった。

   一方オミクロン株では、自宅療養でもほとんどは経過観察だけで回復している。治療薬の処方もなく、解熱剤のみが処方されて回復している。経過観察に失敗しなければ、入院する人もたらい回しにされることもないようである。ただし、中等症から重症に進む人も10%ぐらいはおり、重症になってからの致死リスクはデルタ株よりも高い。何としても入院後は素早い処置が必要である。

    自宅で家族の経過観察をしながら約2週間。筆者がおそらく感染罹感はしなかったと思うのだが、ここで陽性が明らかになると家族が今度は濃厚接触者になって足留めしてしまうので、「無症状感染者」としての行動を取った。具体的には、家の中でも常時マスク着用、部屋の常時換気、そしてテレワークの延長である。そこから1週間経過し、ようやく行動規制は解除した。マスクもN95対応マスクから通常の不織布マスクに戻した。

   筆者宅の場合、一家5人のうち4人が次々と感染し陽性になった。残る筆者は、今現在に至るまで無症状だが、無感染かといえばその保証はない。この場合、濃厚接触者でありながら無症状なので、発熱外来にも行けないし、かといって無料検査も濃厚接触者なので受けられない。街中の検査センターで有料なら受けられるが、自腹になる。もし、陽性になったとしても、保健所の管理体制には入れない。こういう立場の人を誰もサポートしてくれない。

   例えば、同居家族の半数ないし半数マイナス1の陽性者が出た場合、残りの家族も同時に利感している可能性が高いのだから、発症者と共に検査した方がいいのではないのだろうか。濃厚接触者として行動規制されるものの、家族以外の人に感染拡大させてしまう可能性もあるからだ。ワクチン接種、マスク、換気をしていれば、陰性証明してもらった方がありがたい。

   上海で感染が急拡大しており、街全体が外出禁止のロックダウンでしかも全員のPCR 検査が連日行われている。どうして日本はこういう徹底的な検査スクリーニング体制を取らないのだろうか。またなぜ、この検査キットが桁違いに少ないのだろうか。結局、街中で高い検査キットを買わざるを得ず、検査キットメーカーは楽して儲けているだけではないのか。学校に配布するという話も、結局一部の対象校だけで1回行われただけだろう。アベノマスクの二の舞をしたくないからだろうか。