jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

股関節周りの筋肉の驚異--人体の複雑さに改めて感動する

股関節ストレッチについて書いたブログから1年半が経つ 股関節を柔らかく、太モモの筋肉を鍛練して老化防止 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/7/5。このころはまだ,左脚の感覚が弱く,まるでまっすぐな棒だけで支えているような感触だった。お尻の辺りに凝り固まった筋が認識でき,まずこの凝りをほぐすところから始まったのだが,ようやく半世紀分の凝りがかなり柔らかくなってきたのを実感している。

 関節は,1方向の動きのほかにねじりの回転も可能であるという認識をした 関節は面白い--ねじりストレッチが実は効果大 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/2/6 が,具体的にどのような動きになるのかについては,意識をしないまま気がついたら凝り固まってしまったので,時間をかけて自分の身体で確認しながら進めている。

 おもしろいことに,関節の動く範囲が広くなるのと凝り固まった筋肉がほぐれてくるのが相前後している。これまでは,太ももの筋肉といえば,「大腿四頭筋」に代表される太い筋肉しか意識していなかった。肉離れで痛い思いをしたのも,この大きな筋肉だったと思う。ところが,ストレッチウォークをしたり座ったままの足首ストレッチなどをしていると,内股の上部で骨盤に接続していると思われる付け根の部分の筋肉か腱が,突然,動き出したと思われる感覚信号を神経に返してきた。かつて経験したことのない感覚である。その後も,歩くたび,ストレッチをするたび,この内股の付け根からの感覚信号が伝わってくる。それも常時ではなく,たまに伝わってくるのである。

 あれ,こんなところに身体を支えている筋肉があるんだ,といった不思議な感覚である。つまり,関節周りの筋肉は,主要な太い筋肉とともに,細い筋肉が何本もあり,ねじり(内転,外転)などを支えたりしている,というのをようやく実感できたのである。

 脚の筋肉に関しては,ハムストリングスインナーマッスルという言い方で,基礎トレーニングが紹介されており,スポーツをする人にとっては必要不可欠な知識である。しかし,一般人にとってはこの多くの小さな筋肉がほとんど活躍しなくても生きていけるようである。ただ,これも想像だが,歳を取って主要な筋肉も衰えてくるときに,このインナーマッスルがしっかり働くことで,歩きをサポートしてくれるのではないかと思っている。そのために,早く自分のものにしたいと思っているのである。

 知識的には,太ももから骨盤にかけての筋肉は,以下のようにものすごく多数あるそうだ。最近,感覚を感じたのは,図からすると内転筋,薄筋だろうかと想像する。この筋肉が硬ければ,開脚などはまだまだ遠いので,いい兆しが見えたと思うのである。

大腿直筋,恥骨筋,大腿筋膜張筋,縫工筋,腸腰筋
・大殿筋,大腿二頭筋,半膜様筋,半腱様筋
・中殿筋,小殿筋,大腿筋膜張筋
・長内転筋,短内転筋,大内転筋,恥骨筋,薄筋
・梨状筋,上双子筋,下双子筋,大腿方形筋,内閉鎖筋,外閉鎖筋
・小殿筋,中殿筋,大腿筋膜張筋

 筋肉は鍛えるとそれに応えてくれるといわれ,歳を取ってからでも鍛えることができると言われている。ただ,無理をすると筋繊維の断裂も起きる。一方,微小な断裂とその修復の過程で筋繊維が太くなるというプロセスもあるようで,障害なく鍛えるのは実はなかなか難しいのかもしれない。本当は専門の知識のあるトレーナーに指導してもらった方が早く安全に目標を達成できるのかもしれないが,ここまで凝り固まった身体を理想の身体にするのは,専門家でも難しいのではないかと考えている。

 もう少し,自分の身体の声を聞きながら,継続的にトレーニングを行っていこうと考えている。