熱中症対策でマスク着用ルールがあいまいになっている。「会話の少ない屋外」「人と2m」とか言われても、公園なのか、電車なのか、歩道なのかによってマイクロ飛沫の拡散パターンが違うので、基準にならない。
すれ違うときと、人の後ろを歩く時ではまったく条件が違う。会話の有無など、他人がしゃべるのか黙っているのかなど、なんの保証もない。
そこで新しいマスクルールを提案することにした。それは、「人が見えたらマスク」である。
距離とは関係なく、自分の視界に他の人が入ったときは、自分のマスクをするという単純なルールである。
すれ違う前の状況では、お互いに接近する途中でマスクを着用する動作が相手に見える。「この人は、きちんと注意しているな」と相手にアピールできる。
後ろ歩く場合は、自分の罹感防止である。人の後ろほど、マイクロ飛沫をまともに吸い込む可能性があるからだ。
他人が見えない場所では、マスクなしで結構。しかし、人と遭う可能性は常にあるのだから、常にマスクは持ち歩き、さっと着用できるようにするのが、格好いい人と言えるのである。