新型コロナウイルス感染症の状況は,五類移行後35週で全国平均が20人を超えた。
筆者は,自分で算出した基準(全国平均が7人で逼迫状態)で行動しているので,増加が継続していることを憂慮し,マスク着用,換気,手洗いを引き続き励行している。7回目のワクチン接種も1週間後に予約を入れた。
厚労省が後付けで,インフルエンザと同じ基準で平均が10人で注意報,30人で警報と言っているのだが,注意報の期間が6~8週とダラダラと続いている。インフルエンザでは最初の患者が出てから7週ぐらいで「流行宣言」=注意報を出している。新型コロナでは注意報からさらに7週ほども増加が続いており,複数の県では警報に達している。なぜこれほど,世の中に危機感がないのか,不思議なほどである。
今回のグラフでは,その注意報を10~20人,20~30人の2段階に分けて,その増加傾向が分かりやすくしてみた。四国や九州がピークアウトしている一方で,中部,関東,東北が増加傾向を牽引している様子が見える。
マスコミはもっぱらジャニーズ問題と,野球,ラグビー,バスケット,バレーとスポーツお祭り状態。日本は,本当に不思議な国である。