jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

なぜ送検も訴訟も起きないのか--元代表者「J」に尊称を付け続けるマスコミ,メディアに苦言

刑事事件では,被疑者が亡くなっている場合には刑事裁判は行われない。警察から検察に書類送検された後、被疑者死亡を理由として、不起訴処分となるようである。
 性犯罪も,基本は刑事事件である。したがって犯人は加害者として存在し,被害者も存在する。犯人が特定できているのなら,加害者を逮捕すれば容疑者・被疑者である。被疑者が死亡していれば,先に書いたように検察に書類送検しても,被疑者死亡で不起訴となり,刑事裁判は行われないことになる。
 ジャニーズ事務所で数十年にわたって繰り返されてきた男性代表者「J」による男性タレントへの性加害について,被害者の救済とそれに伴う会社の体制変更や社名変更などについて会見や報道が繰り返されているのだが,「J」の犯罪の立証や追求,訴求,被疑者としての認定,送検などについての動きがまったくないのはどうしてだろうか。被疑者に認定されていないために,いまだに「○○氏」と敬称付きで報道されることに非常に違和感を覚えるのである。
 これこそ,マスコミやメディアの同事務所に対する「忖度」なのではないのか。
 一方,被害者側はいわば傷害を受けたことになると思われるので,民事訴訟における「傷害事件における損害賠償請求」や,「名誉毀損の際の損害賠償請求」を起こすことができると思われる。これについても動きがなく,訴状が送られることもないため,「被告」と呼ぶこともできない状態である。
 まず,刑事事件として立件し,被疑者とすべきであり,同時に民事事件として訴訟を起こし,被告とすべきではないかと考える。

【お断り】筆者は法律の専門知識は皆無である。