jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

監視カメラにAI人格分析機能を加える提案--人の監視能力には限界

2022/1/15、大学共通テストの初日、東京大学の会場前で傷害事件が起きた いかなる事情があれ,無差別犯罪は許せない--交通事故も同様 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/1/15。

  犯人の17歳の高校2年生は、犯行直前に地下鉄の改札口近くで可燃物に火を着けたり、爆竹を鳴らしたりした疑いがあるという。

  もし,彼が同じ犯行を犯していたとして,最初の放火事件の段階で取り押さえていれば、傷害事件は防げたかもしれないと思うと残念である。

  京王電鉄では、大規模な放火・傷害事件が起きた 燃料持参の放火は,大量殺人が目的以外の何ものでもない--弁護の余地なし即有罪(素人の感想です) - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/12/17。その後,各電鉄会社で警備も強化されていたはずだが、犯行を未然に防ぐ妙案はなかなかない。車両内のSOSブザーを押す案内が毎日車内で流れているが、まず逃げることが一番の状況で,状況を通報したために逃げるタイミングを失って被害を受ける可能性も高い。また、乗務員が状況を確認しても、実際に救助に向かえるかと言えば心もとない。まず本部に報告してから,などという話だと思われる。電車を停めるかどうかの判断を自分でするわけにもいかない。救助のタイミングが遅れる可能性もある。「ご協力ください」と言われても,協力して被害に遭う前に逃げるのを考えるのが人情というものである。

  車両内については、カメラの常設と常時監視要員の配備が必要である。しかし、カメラの設置はともかく、人員の配置までは人件費の関係でできない。

  この際、怪しい動きをAI で検出できる監視カメラを、鉄道事業社は真剣に導入を考えてほしい。すでに複数の企業が開発している。改札周辺、ホーム上など数ヵ所が必要だが、変なモノを持っていたり、周囲にやたらと注意しているなどの不審人物の洗いだしをAI にさせる。

  空港の検疫では、人力で不審者を見極める。それでもかいくぐる悪人はいる。電車の改札のように切符の所持だけのチェックなら自動改札でいいが、不審者のチェックもそろそろ必要な時代のようである。

  検挙まで目的にするのなら、警察が設置すべきだろう。客同士のトラブルでは、たいてい悪い側が逆上するので、注意した側が被害を受ける。駅員も、立場上、お客様に文句を言えない。注意したら、開き直られるのがオチであり、結局は見て見ぬ振りとなる。警備員も同様で、トラブル時に抑制はできるが、抑止力にはならない。なにしろ、制服組を極端に嫌うのは人類共通のようである。ならば、官権である警察しかいないではないか。しかしその警察も、市民の味方なのかどうか怪しい。飲酒運転、性犯罪など、不祥事が絶えないのはなぜだろう。

  AI監視は、プライバシーの問題と表裏一体であり,下手な運用をすると暴走する恐れもあるが、人に頼るよりもまだマシかなと思ったりする。情けない時代である。筆者自身の行動も,AIが判断するとおかしな動作をしているかもしれないからである。