jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ポータブルバッテリー謎の10Wはバッテリー内部の回路制御に使われているようだ

LEDランプの進化を実感中--バッテリー生活1週間目 - jeyseni's diary (hatenablog.com)(2023/12/16)と書いて,帰宅後から就寝までの間,自室にいる間のパソコン作業はLEDランプの下で進めている。

 正直,1日6時間は家の中で活動しており,6時間は寝ているのだが,自室で活動している時間は2時間ぐらいだろうか。この間の電気をバッテリーにしようが,家のトータルの消費電力の中では微々たるものかな,という印象が強い。実際,1日当たりの消費電力は10%ぐらいで,1週間に1回の充電で済む計算になる。

 ところが,実際に使い始めて少しおかしな現象に気づいた。例のLEDボール電球の消費電力が7Wなのだが,バッテリーの出力電力が「17W」と表示されるのである。

 512Whで7Wなら70時間使えるが,17Wだと30時間になってしまう。

 ポータブルバッテリーの場合,使用容量の20%増しぐらいの規格容量を持っていた方がいいという書き込みがある。512Whで24時間使うことを考えると21Wであり,20%増しの645Whで24時間使うと25.6Wである。この差分の4.6Wが,バッテリー自身の回路制御に必要な基礎電力ということになるのかもしれない。ちなみに1日12時間使うとすると,差分は9.2Wとなり,上記で見た10Wとほぼ同じ数字になる。

 制御回路のない二次電池なら,電極と内部は直結しているのでこんなことにはならないだろう。しかし,安定した電力を長時間供給できるように設計する上では,バッテリー内部の制御回路も必要なのだろうと,勝手に思っている。実際,バッテリーの直流を100V出力の電気機器につなぐには交流変換するインバータが必要であり,ここで電力を消費し,また無駄電流も使っているからである。

 問題は,3000回の充放電ができた後の処理である。再利用できるのか,再生できるのか,またそれに必要なエネルギーはどの程度なのか。結局,ゴミとして捨てるのが一番効率がいい,といったプラスチックと同様の議論にならなければいいのだがと思っている。