新型コロナウイルス五類移行後42週目の感染確認者数は,全国平均で6.53人。前週の6.99人より減ったものの,横ばいへの移行傾向がある。この1週間の感染確認者数は32,236人だが,医療機関数で再計算すると46642人と,決して少なくない。
一方,インフルエンザは16.14人で,前週を上回って反転した。
筆者は3/13から少し体調を崩し,喉の痛み,微熱が続いている。熱は37.5℃に上がったきり,36℃台後半と37℃前半を行き来し,3日目には平熱に戻った。いちおういつもの風邪だろうと思って,寝て療養しているのだが,4日経った今日も今一つすっきりと抜けていない。カミさんは微熱が出て医者に行き,風邪と判定されたので,筆者もいつもの風邪だと思うのだが,こんな記事に出会ってしまうと不安になる。 倉持仁・院長、「とうとうコロナに」感染 熱が「39度ぐらいから36度にすぐなった」「咳はひどくなり」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース (2024/3/15)。
毎日,何人もの患者と接する医療関係者が,最大努力と最大防御をしたとしても,患者からの感染が避けられなかったのが,この新型コロナウイルスで,発生当初は多くの医療関係者も感染し,最前線を外れた。防護服がなく,レインコートで代用したり,マスクを重ねて使用したり,診察後の処理にまできを使っていたのを思い出す。
五類移行後,発熱しても一般医療機関で診察を受け,コロナとインフルの同時検査も実施されるようになり,解熱剤とタン切り薬が処方されて自宅療養で回復させるという流れになってきているのだが,倉持医師の指摘どおり,結局は国側の都合でサポートを削ったということになる。
さらに2024年4月からは,治療薬の全額負担が患者側にかかるため,逆に治療を断って重症化するケースも出てくるのかもしれない。
電車の窓開け運動もなくなった。現在,スギ花粉,ヒノキ花粉が大量に飛散しているので,窓を開けるわけにもいかない。何しろ国民の1/3が花粉症になっているからである。まして,花粉症による咳・くしゃみなのか,新型コロナやインフル,風邪による咳・くしゃみなのかを区別することもできない。いまどき,「私は花粉症です」バッジを付けてくれる人もいないだろう。
たまたま,期末で消化できる有給休暇があったために2日まとめて休むことができたが,週明けが少し不安な筆者である。
いまさらだが,早く「新型コロナ特効薬」を開発すべきと再度指摘したい。インフルエンザがタミフルなどの特効薬の開発によってとりあえず最悪の結果から逃れられるようになった。新型コロナ治療薬はあるが,これは入院に伴って使用されるものであり,一般処方されるものではない。飲み薬,注射薬,吸引薬,どれでもいいので,新型コロナ特効薬を早急に開発してもらいたい。