2023年5月8日に,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染症上の扱いが,インフルエンザと同様の五類感染症に変更された(新型コロナ五類移行--個人の判断を「個人での防御」と読み替えてテレワークもさらに続けるつもり - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/5/8)。これまで,事あるごとにチェックしていた厚生省のサイトも,更新を中止した(データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-)。
これ以降は,1週間単位での定点観測の情報が,厚労省と国立感染症研究所から発表される。厚労省のサイトは,新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料(発生状況、検疫事例)|厚生労働省 (mhlw.go.jp),国立感染症研究所サイトは,新型コロナウイルス感染症サーベイランス速報・週報:発生動向の状況把握 (niid.go.jp)である。
これらのデータをまとめて,傾向を表示してくれているのは,NHKのサイトである(新型コロナウイルス 都道府県別の感染者数・感染者マップ・「定点把握」の感染状況データ|NHK特設サイト)。
週間単位での感染率を見ると,5月以降また増加傾向が見える。
2023年5月8日〜5月14日----2.63人
2023年5月15日〜5月21日---3.55人
2023年5月22日〜5月28日---3.63人
これをもって第9波についての可能性があちこちで語られている。日本人の根本的な性格が変わらない以上,これまでと同じことがまた繰り返されるだろう。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」のが日本人である。「旅の恥はかき捨て」が日本人である。第9波の予想--新年度、五類化、ワクチン未接種 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/4/5。理由は,このときに書いたときとまったく変わっていない。
日本の働き方は,都会集中型で公共交通機関での通勤が8割を占める。今や満員電車が復活した。マスクなしで咳・くしゃみマナーなし。インフルエンザの流行が,5月になってもまだ続いているのは,免疫もうまく働かなくなったからである。
筆者は高齢者枠で6回目のワクチン接種を済ませた(ついにワクチンパスポートの出番なし - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/5/21)。高齢者枠の最後のグループだからなのか,あるいはそもそも対象医療機関を限定したからなのか,接種予約の枠が非常に少なく,1医療機関で予約できる枠が1日か2日,それも時間枠も2つぐらいしかなかった。年末には,全員を対象とした接種が行われる予定だが,混乱なく行われるのだろうか。あるいは接種希望者が激減して,またワクチンのムダが大量に出るのではないか。
まあ,流行が起こらないことを祈るが,それより早く特効薬の開発をすべきだろう。また,マイナンバーカードに健康保険証機能を載せる法案が可決されたが,本来ならこれで全数把握が簡単になるはずなのに,登録ミスのゴタゴタで結局うまく行かないような気がする(マイナンバーカードの保険証情報の登録間違い--さすがにこれは問題である - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/6/1)。