jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「夫」と「妻」が正式らしい

チコちゃんに叱られる」で,結婚した夫婦のそれぞれの呼び方についてのクエスチョンが出た。「嫁さん」「奥さん」「家内」「カミさん」などが,それぞれ夫婦間以外の立場から見た呼び方であり,「夫」「妻」が正式な呼び方というアンサーだった。「ウチの妻」「ウチの夫」と呼ぶのが正しいようである。

 以前,「主人」という呼び方をやめた方がいいと書いた。主従をイメージし,妻が夫に従わなければならないようなイメージだからである。「夫」という呼び方にも,まだこのイメージが含まれているような気がするが,「主夫」「主婦」という言い方もあるので,対等といえば対等の呼び方なのかもしれない。

 家庭を築く上で,重要なのはお金である。なんだかんだ言っても,お金がなければ何もできない。それを稼ぎ出す側が圧倒的に有利である。家庭のことを何もしない夫でも,お金を稼いでくれば妻は文句が言えない。これが,夫を増長させ,家庭以外で勝手な行動を取り,しかし妻が夫に従う傾向にあり,文句が言えないという現状につながる。

 2000年以降,男性の収入は増えていない。しかも,終身雇用制は崩れ,正規雇用されない男性も半分以上になっている。とても安定した収入が得られない。この収入減を補うために,妻がパートタイムで働き,若干の家計の助けをしなければならない。しかし,その額はわずかであり,相変わらず男性の優位は変わらない。パートに出ている分,家庭内の家事はおろそかになり,これが夫の逆鱗に触れることになる。中途半端なパート仕事は,家庭内をちぐはぐにしてしまう。

 その分,夫が家事に参加するかというと,そんなことはない。口では「家事の手伝いをしている」と言っても,せいぜいゴミ出しと風呂掃除ぐらい。ではゴミ出しのためにシンクの生ゴミを片付けたり,ビニールゴミの汚れを洗って乾かして分類するか,というとそういう汚れ仕事はしない。赤ん坊の世話をすると言っても,お風呂に入れたり,ミルクを飲ませたりする程度。ウンチの処理や吐いたときの処理,病気のときなど,ウェットな部分は妻に任せてしまう。

 夫婦に体格差があるのも,以前から疑問だった。頭脳ではおそらく女性に敵わない男性は,体格差,体力差,年齢差で,妻より優位に立とうとする。これに金力の差もあるとすると,結局は泣き寝入りになってしまう。

 結婚によって,無制限なセックスの機会を得たと勘違いしている男性も多い。都合の悪いタイミングで「ノー」となかなか言えない妻との間で,亀裂が生じる。そして家庭の外に別の女性関係を作ってしまう。悪循環である。

 ダブルインカムに近い状態で,対等な関係を構築するためには,やはり女性にも十分な収入が得られる仕事が必要だと思う。このご時世,テレワークで活躍できる仕事,職種を考えておくことも必要である。本ブログを若い女性に読んでいただき,勉強も含めて今何をすべきか,真剣に考えてほしい。いまどき,本当に価値のある連れ合いなど,なかなか見つからないと考えた方がいいと思う。媚びを売ってもあまり得なことは内容に思うのである。