jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

良き夫婦の時代が、昔のドラマの中にあった

男女同権である。女性に第一線で活躍していただきたい。そして,リーダーシップも取ってほしくなる。これは男女関係ない。今の男性リーダーにも、もっと毅然としたリーダーシップが欲しい。合議制は原則だが、だからといってグズグズされるとリーダーとしての資質を疑いたくなる。

 たまたま昔のドラマを見る機会があった。1980年前後の時代、主人公は男性であり、奥さんがサポートするという構図である。男性主人公はイカツく、奥さん役の女優は美人でかわいい、という設定である。典型的なステレオタイプのドラマなので、今の人が観たら反感を覚える部分もあるだろう。

 しかし今の男性でも,望んでいるのはこのステレオタイプの家庭なのではないか。一生懸命働いて、家に帰ればかわいい奥さんが迎えてくれる、そんな家庭を夢見ているのではないか。

 しかし、現実は厳しい。男性自身が自分のやりたい仕事を思いきってできていない。就職自体が不安定で、収入も不安定である。モヤモヤした気持ちを家まで引きずってしまう。翌日の不安もあるだろう。

 収入が少ないこともあって、女性パートナーにも仕事をしてもらうことになる。「ダブルインカム」というと聞こえはいいが,合わせてカツカツの生活というのが現実である。高収入同士の家庭ならまだいいが,今の時代,それは難しい。さらに,お互いの時間が合わなかったり、パートナーが仕事を家まで引きずってしまうと、お互いの気持ちにもズレが生じる。

 ドラマの中では、女性パートナーは妻として家庭を支える役を楽しそうにこなしている。夫が家に帰るのが遅いとか、服を脱ぎ散らかすとか、さまざまな不満もあるが、夫が帰宅し、夕食を食べるのを見て微笑み、そして、チョッカイを出す。男性としては、そういう「かまってちゃん」が欲しいところなのではないか。ドラマではそこで先に夫が寝てしまうところで朝の場面に切り替わる。視聴者の想像を膨らませられる。

 実際の家庭で同じ状況が繰り返されれば、問題爆発だろう。しかし、この程度のやり取りが微笑ましいと思える時代があったのである。

 今の時代、女性が外で働くことが当たり前になり、家計を助けるぐらいの収入も増え、家庭の中では男女平等になりつつあるはずなのだが、男性が一般的にこれを認識していない。外ではビジネスマンだが、家の中では亭主関白になりたいと思っている。この辺りの認識を変えないと,今の時代の家族は崩壊するのではないかと心配になる。

 男性は,課程の中では「何でも屋さん」になるべきだろうと思う。ちょっと多めに頼られるぐらいのバランスを保つのがいいのではないか。家事の分担も、決めたことだけをするのではなく、ちょっと多めにすることでパートナーに感謝されるぐらいに分担枠を広げるぐらいの心構えが家庭円満の秘訣だと思う。

 しかし、女性も仕事を家に引きずってしまったりして、家の中がギスギスしている場合も多い。外ではビジネスリーダーであっても、家では、かまってちゃんになってパートナーに少し甘えた方が、家の中がうまく回るような気がする。

 あくまでも、家庭の中では、基本的に男女同権で、家事もできるだけシェアすること、お互いに優しくすることが原則である。しかし、家庭のなかで男が威張ることはよくあることで、これがDV につながるのではないかと思っている。

 日本国民が総貧困民族になっている。実際に収入が得られずに生活が貧困な中流家庭と,収入は得ているが“精神的に貧困”な虚業家庭。マネーゲームに明け暮れる日々は幸せなのだろうか。収入は苦しくても,仕事に生き甲斐を持って一生懸麺生きられる方が幸せなのではないか。

 日本国民すべてがバクチ打ちになったら,この国はもうおしまいである。