jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

行き来の頻度がCOVID-19感染拡大率に比例--長期滞在/移住型以外はオンラインへの切り替えを

南アフリカで発見されたCOVID-19オミクロン変異株に対して,多くの国で入国制限が始まった。発見から3日後の2021/11/28現在,アメリカ,イギリス,カナダ,EUイスラエル,オーストラリア,フィリピン,韓国などである。

 すでに感染者の入国が確認されたのが,2021/11/28現在,イギリス,ベルギー,ドイツ,イタリア,チェコ,オランダ,ボツワナイスラエル,香港である。

 日本も,「水際対策を強化する」としているが,具体的に「入国制限」をしているわけではない。甘いなぁ,と感じる。

 南アフリカとの貿易は,日本からの輸出が自動車が中心,輸入は貴金属や鉄鉱石,天然ガスなどだそうだ。

 人の行き来はどうだろうか。同国とつながりの強いのは,欧米なのではないか。一気に感染が確認された国とは,多くのビジネスマンが行き来しているのではないか。

 とりあえずこの一次拡散の段階で抑えられれば,たとえばイギリスや韓国,香港を経由しての日本への二次拡散は防げるが,今のような検疫態勢では南アフリカからの一次感染は食い止められないような気がする。

 これまでの海外感染拡大も,ビジネスマンや旅行者などの短期滞在者による抜け穴だらけの移動が原因だったのではないか。移住や留学など,長期滞在を目指している人は,日程にも余裕があるし,滞在時も寮やホームステイなど,相手国の人と接する状況を考えて,自己管理に厳しい。短期滞在の場合は,ホテル暮らしとなるため,体調管理がいい加減で,だれもチェックできず,感染拡大してしまう危険性が高い。

 したがって,留学などの長期滞在や転勤,移住などの人たちの入国の場合,10日間の自己隔離以外の制限をなくし,1週間以内程度の短期滞在に対しては,徹底的に入国禁止にすることにしてはどうだろうか。とにかく,対面のビジネスはすべてなくし,すべてオンラインでの切り替えを要求するのである。

 1年前は,この対応は難しかった。COVID-19が発生した2年前は仕組みすらほとんどなかった。しかしこの1年でzoomを筆頭とするオンライン環境は格段に広がった。リアルとオンラインのハイブリッド形式による会議打ち合わせや授業なども当たり前にできるようになった。ビジネスマンはもう,移動すべきではない。もちろん,観光目的についても,ほとぼりが冷めるまでは絶対に禁止である。

 規制をしながらでも経済を動かすための方法を,人間は生み出している。とにかくこのオミクロン変異株の日本への侵入を許してはならない。いかにマスク先進国であっても,この変異株の感染力は侮れないと思われるからである。まず,基本的な入国禁止,長期滞在のみ可という措置を徹底すべきと提案したい。