jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

電車内の会話を「禁止」に--オミクロン株対策をもう1つ追加提案

新型コロナウイルスのオミクロン株は,BA.2,XEと亜種変異を続けている。筆者の感覚としては,インフルエンザウイルスの変異に似た状況になりつつあるように思える。より早く広く感染を拡大させる作戦である。

 マイクロ飛沫による空気感染が2022年4月になってようやく「認可」された 空気感染が日本でもやっと認定--ワクチン×3,換気,マスクは「マストmust」 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/4/1。しかし,急に暑くなったり寒さが戻ってきたりと,気候変動が激しい中で,また元に戻ってしまっているのを感じるのが,電車の窓開けのいい加減さである。

 ウクライナ侵攻が2ヶ月を過ぎて,これが仮に解決したとしても,ロシアからのエネルギー資源の流れが戻る可能性はなく,エネルギー高騰問題は逆に深刻になるのは必至である。電気代も高騰する。その中で,冷暖房と冷蔵庫の使用量は下げられない。エネルギー効率からすれば,窓を閉めるのが必然だが,これではオミクロン株の思うツボである。

 空気感染を防ぐには,発生源を抑えるためのマスク着用と,空中のウイルス密度を連続的に下げる強制換気がいずれも必要と考える。発生源である人間が,まだまだマスク着用がいい加減なのが問題なのだが,経済活動を考えれば,マスク着用義務をなくして行くことも1つの流れである。

 その場合,マイクロ飛沫の発生を抑えるには「会話の禁止」をすべきだと提案したい。

 飲食店やイベント会場など,声を出すことが目的の場所では,マスク着用が望ましいが,換気能力を上げることでウイルス密度を下げ,感染拡大を防止することができる。しかし,電車が密閉空間で3密な状態では,オミクロン株にとっては最適な感染拡大場所になる。窓開けがまた停滞しており,換気能力もいい加減な現在,とにかくマイクロ飛沫の拡散を防止する方法は,「会話の禁止」しかない。

 朝の通勤時に,おしゃべりをしている人は少ない。しかし,通学時の生徒のおしゃべりや昼間の主婦同士のおしゃべり,帰宅通勤時の同僚同士の会話や飲食後の高歌放吟など,密閉空間内での会話は平気で行われている。多くても1車両で2~3グループなのだが,会話が始まったら延々と30分でも1時間でも会話が続く。

 オミクロン株対策では,「会話はお控えください」ではなく「会話はやめてください」に変更すべきだと思うのだが,相変わらず「国土交通省の指示により」と前置きをした上で,デルタ株時代のアナウンスが繰り返されているバカさ加減に飽き飽きしてしまう。「オミクロン株は空気感染リスクが高まっていますので,窓開けをより強化するとともに,車内での会話はなさらないようお願いします」ぐらいのアレンジがなぜできないのか,不思議で仕方がない。相変わらず,車内の抗菌加工やパネルの定期的なアルコール拭き取りなどもアピールしているが,すでにマンネリ化していてアピール度は低い。現状の対策だけでは,お客様の安全を守っているとは思えないのである。

 ぜひ,各電鉄会社の判断で,もうひと工夫してほしいところである。