jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「くしゃみ3回,テレワーク3日」の提案--冬場ですから、くしゃみ、咳の人は休んでほしい

久しぶりの出社である。やはり人流が回復している。

 マスク着用率は高い。電車の窓開けもまあまあである。通勤時間帯でもあり、おしゃべりも少ない。ところが、咳やくしゃみは冬場という季節もあって、かなり激しい。1両に10人はいるだろう。

 2021/11/26に発表されたCOVID-19の新しい変異株であるオミクロン株。 COVID-19ウイルスの変異株「オミクロン株」がアフリカで確認 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/27 の速報では,日本での感染確認者はいなかった 鎖国批判はあるかもしれないが勇断と評価--南ア側も冷静に成り行きを見てほしい - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/30。しかし,同じ日に1人(ナミビアの外交官とのこと),12/1にさらに1人(20代男性との情報のみ)の感染確認が発表された。感染力が強いともされており,同じ航空便に搭乗したそれぞれ数十人が濃厚接触者として管理下に置かれることになった。同じ搭乗者としては少ないという印象を受けた。基本的に従来のような満席での運行はできていないのだろう。

 1日の入国制限が3500人を5000人に拡大しようとしていた矢先のオミクロン株登場で,一転して「外国人の全面入国禁止」が12/1から実施された。しかし,例外的措置はあるとしている。これに対して「安易に例外を認めるな」との反発意見もあるようだ。

 筆者は,江戸時代の鎖国を例に,例外的な海外との交易を進めた江戸幕府のやり方を評価しており,今回のCOVID-19においても例外があって然るべきだと考えている。そのための検疫(関所)であり,パスポート(通行手形)である。空港という都心から離れた場所(長崎の出島)で食い止める水際作戦で一定の効果を上げている。COVID-19の侵入を徹底的に排除することはなかなか難しいが,極論は外交問題への発展の懸念があるので,安易に発言すべきではないと考えている。これをバックアップするのがIT技術であり,バイオ技術である。体制の強化に予算をつぎ込んで速やかに行動することが重要なことは,結局実現しなかった「野戦病院」建設と,あっという間に実現した「大規模接種センター」の例を挙げるまでもない。とにかくまず速やかに「実行」することが大事なのである。

 話を電車に戻す。「くしゃみ3回,ルル3錠」という実にわかりやすい風邪薬のCMがあった。ヒトはだれでも鼻への異物刺激に対してくしゃみをする。ほかの動物でも同じである。しかし,3回も続けて出るようだと,それは風邪を引いたと判断して,休みなさい,という実にわかりやすいメッセージである。

 COVID-19が広がり始めた2020年当初,不織布マスクが市場からなくなった。では全員がマスクをしているかといえば,せいぜい70%ぐらいではなかったか。そしてノーマスクの人に限って,咳やくしゃみをノーガードで大っぴらにしていた。筆者は通勤時に席に座る派なので,前に立つ人の咳やくしゃみをまともに浴びる位置にいる。マスクはもちろん,レインキャップをかぶり,そしてネックファンをして空気の流れをつくってウイルスを追いやる自己防衛をしてきた(過去のブログに多く紹介している)。

 その後,電鉄会社側が「窓開け」や「会話の自粛」などをアナウンスするようになり,電車内は人が密集しているものの比較的安全な空間になっている。

 しかし,冬場に入って窓開けは怠り気味である。2021/10/1の緊急事態宣言全面解除後の人流増加で,通勤電車のすし詰め状態は元に戻りつつある。この中での咳・くしゃみは,いくらマスクをしているとはいえ,マスクを手で押さえる人はほぼゼロであり,感染拡大の元凶と言われるマイクロ飛沫の飛散が100%抑えられていることはありえない。

 年末年始にかけて人流がさらに増え,これによって2022年1月半ばから第6波の拡大を予測していた筆者だが,これにオミクロン株が加わるかどうかで,2021年1月の第3波での「自宅療養中の死亡事例」が再現することを恐れている。

 「くしゃみ3回,テレワーク3日」と語呂は悪いが,何が何でも出勤する,という習慣をいい加減やめませんか。テレワークをしましょう。本当に風邪なら有給休暇を取りましょう。

 これはビジネスパーソンだけの問題ではない。経営側の意識の低さでもあり,「出勤しなければ減点評価される」と従業員に思わせるのは一種のパワーハラスメントとも言える。自宅でのテレワークで結果を出せるのなら,問題はないのではないか。

 まず柔軟にテレワークができる態勢を提供し,従業員も思い切って自宅でどこまでできるか試して,そこで出てきた問題点があれば改善していけばいい。まず速やかに実行してみるところが重要なのは,政治運営も同じである。いつまでも従来の方法にしがみついていては,何の進化もない。