jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

COVID-19との闘いは2022年に第3ラウンドへ--新しいワクチン,治療薬,そして新たなマスクも必要か

感染力が格段に高くなったCOVID-19オミクロン変異株。ワクチン接種済み者のブレークスルー感染の主役が,このオミクロン株である。

 2019年末に中国で発生したと言われる新型コロナウイルスは,2020年の1年間は世界中に拡大を続けた。2020年の第1ラウンドは,人類側に打つ手がなく,COVID-19のポイントとなった。

 人類が半年でCOVID-19の特性を分析し,mRNAワクチンを開発。2020年後半から世界中で接種が始まり,急速に感染拡大が頭打ちになった。COVID-19側はデルタ株という変異株を投入したが,ワクチンの効果は顕著で,2021年の感染拡大は急速に抑えられた。各国はロックダウンを解除し,経済活動が戻った。2021年の第2ラウンドは,人類の勝利と言えよう。このまま人類がCOVID-19をノックアウトして勝利を収めることができるかのように思えた。

 しかし,2021年11月末に確認されたオミクロン株が再び猛威を振るい始めた。2022年に入ると,今度は日本でも急速な拡大傾向で第6波と認識されるようになった。どうも2022年は,COVID-19と人類の闘いの第3ラウンドということになる。

 第3ラウンドの闘い方として,コロナウイルス側はオミクロン株への新たな変異によって感染力の強さという武器を搭載した。ピストルからマシンガンに持ち替えたようなものか。しかし人類側も,ブースター接種という3回目のワクチン接種によって,マシンガンの弾が当たっても死には至りにくい防弾チョッキを手に入れた。

 マシンガンを持ったハンターがどんどん増えれば,いくら防弾チョッキを着ていてもマシンガンの弾に当たってケガをしたり死んだりする人は増える。テレビ番組の「逃走中」に出てくるハンターは,数は増えることはあっても,武器は走ってタッチするだけ。数が増えたうえにサバイバルゲームのような銃を使われては勝ち目がない。

 とりあえず,連射してくる相手に対しては,当たって命を落とさないための武器が必要である。昔でいうと盾やヨロイ,カブト,今風に言えば装甲だが,これに相当するのがワクチンだろう。現在のファイザー社やモデルナ社のワクチンではいずれ撃ち抜かれてしまう。とりあえず3回目のブースター接種はするにしても,再度,オミクロン株に最適なワクチンの早期開発が必要だと思われる。

 弾が当たっても重症化したり死亡したりしないような新たな治療薬,特効薬の開発も望まれる。

 また,第2ラウンドまでで使用に疲れてしまったマスクにも,新しい形が必要だと思われる。筆者にとっても,マスク着用はかなり苦痛になってきた。

 オミクロン株は,症状が普通の風邪に似せてきているが,重症化リスクを秘めている点が異なる。まだまだ共存できるような段階ではない。感染者数を一気に増やし,病床を一気に満杯にし,医療崩壊を招こうという新たな戦略を展開しているようにも見える。ブースター接種という装甲をすぐには用意できない筆者にとっては,もう1つの装甲,つまり「装甲車」である筆者宅のシェルターに篭もるテレワークで身を隠す手段しかないように見える。

 最初の段階から,周囲のすべての人がスプレッダーの可能性があると言ってきた。いまやその数が日増しに増えている。それぞれの移動が激しくなってきた家族メンバーも,場合によっては信頼できなくなりつつある。

 オミクロン株の感染者は,無症状で直る場合もあるという。しかし,その後,さまざまな後遺症が出てくることが報告されている。やはり,感染しないに越したことはない。どう防げばいいのだろうか。