jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

除雪は重機かウォータージェットか--連続した積雪にはやはり融雪パイプしかないのか

大雪とドローン(追記あり) - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/12/18。大雪のたびに,どうすれば除雪を効率よくできるのか,考えてしまう。筆者の地方では,数年に1回,積雪がある。だいたい20cmぐらい積もり,シャベルで雪を移動させるしか方法がないが,降っても1日なので,数時間かけて除雪すればそれで済む。歳をとってきて,シャベルでの除雪作業がしんどくなってきたので,手押しの手動除雪機も購入した。 手動の除雪機を注文 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/12/23。これも1回出動させれば雪を除くことができる。

 一方,積雪地域においては,除雪は命がけである。一晩で1m近く積もることもある。これが連日続く。除けても除けても積もってくる。

 道路の除雪は,地方自治体が責任を持って実施してくれる。そのための重機も自治体が準備し,運用も自治体が行う。しかし,このための費用には税金が使われる。一冬の1県の費用が200億円を超えるという 大雪で膨らむ除排雪の費用 青森県、過去最大規模の推計271億円に (msn.com) 2022/2/18。

 主要道路は,融雪装置を組み込んでいるという。一般的には,地面にパイプを埋め込み,そこから水を出して雪を溶かすのだが,設置の費用のほか,正常に働かせるためのメンテナンスの手間と費用,そして流す水の確保も問題になる。地下水を使用することが多いが,地下水を組み上げ過ぎると今度は地盤沈下の問題が起きてくるという。

 地下にタンクを設け,非積雪時の雨水を溜め,積雪時に水を流して雪を溶かし,溶けた水をまた地下タンクに戻して再利用する,という装置が提案されている。

 素人的には,電熱線を地面に埋め込んだ方が効率がいいような気もするのだが,維持費が大変なことが予想される。また,電気を窃盗されるという可能性もある。

 温泉のお湯を使うという手もあるが,こちらはパイプが詰まりやすく,メンテナンスもまた大変だという。

 雪も水の1つの形である。水は重いし,雪も重い。水による溺死,土砂崩れによる窒息死,そして圧雪による窒息死など,いずれも災害の危険がつきまとう。雪は多く積もる前に溶かした方がいい。となれば,やはり水を使うことが一番安全と思われる。

 重機による除雪と,ウオータージェットによる融雪と,どちらが効果が高く,コストが低く実施できるのだろうか。実験できることが望ましい。