jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

久しぶりの溶連菌に翻弄される。やはり頼りは「かかりつけ医」

超濃厚接触者だった筆者が心がけていること--自分が無症状感染者であるとして拡散させないためにN95マスクを使用 - jeyseni's diary 2922/4/7 のブログで,筆者宅でのオミクロン株感染の話を報告した。筆者以外の4人(大人)が感染したが,一時的な吐き気,頭痛があったものの,基本的に微熱,喉の痛みのみで経過し,全員が1週間で自己隔離から開放された。正直,助かったと思った。毎日,体温計とパルスオキシメーターでの測定のほか,息苦しさがないかどうかの聞き取りをしていた。これも異常なく過ぎた。

 ところがそれからわずか2週間で,息子が喉の痛みと発熱症状を訴え始めた。これはまたCovid-19の再感染か,と疑われた。翌日発熱外来を受診し,PCR検査を受けた。2日後,陰性の判断の連絡があった。しかしちょうどそのとき,熱は40℃に上がって,喉の痛みも激しくなっていた。新型コロナでないとすると,この急激な高熱はインフルエンザかもしれない,と判断。翌日にかかりつけ医に調べてもらったところ,溶連菌感染によるものと判断された。

 溶連菌というと,子供たちが小さいころに何度か罹った記憶があるが,しばらくは聞かなかった。二十歳を超えたのに罹るのは珍しいかもしれない。くしゃみや咳,およびタオルなどによる接触感染があるが,抗生物質で1,2日ぐらいで感染拡大は止められると聞いて,少し安心した。新型コロナウイルスによる濃厚接触者に対する規制はなく,本人も抗生物質を飲み続けることで移動が可能である。

 今回,3月末と同じ発熱外来からまず受診したのだが,最初にかかりつけ医に相談した方が良かったかもしれない,と反省している。というのも,発熱外来では形式どおりの唾液によるPCR検査を行っただけだったからである。一度,新型コロナ感染の陽性を判定しているので,たとえば抗原検査でその場で判断することもできたのではないかと思うし,熱の出方がインフルエンザの可能性もあると進言したのだが,インフルエンザの検査は行われなかった。かかりつけ医だと,喉の腫れなどから新型コロナ感染以外の可能性を判断してもらえたかもしれない。残念ながら,発熱外来は単なる「検査窓口」に過ぎないのだな,と改めて思った。しかし,症状がある場合はこのルートでない限り,陽性時に保健所との連携を取ってもらえない。患者にとっては優しくない仕組みである。

 というのも,前回,最後に感染した上の娘の場合,日曜日だったために発熱外来を探したがすでに予約でいっぱいだったのだが,たまたま休日診療の担当医院でPCR検査と抗原検査を同時に実施してもらえたので,その場で陽性という判断がされ,保健所とのリンクをしてもらえた。検査窓口ではない,医療的な診断・判断がされたと感じた。

 また,COCOAアプリで濃厚接触の疑いがありと判断された際も,かかりつけ医に連絡したところ,夜8時にも関わらず検査をしてくれた 一般クリニックもPCR検査の最前線に--完全防護服での対応にショックと感謝 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/1/21。ありがたかった。

 オミクロン株で医療機関や保健所にも多少の余裕が出ているようだが,その余裕が患者へのサービス低下につながるのは問題である。引き続き,がんばっていただきたい。