jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

一般クリニックもPCR検査の最前線に--完全防護服での対応にショックと感謝

家族のCOCOAアプリに濃厚接触者となった疑いがあるというメッセージが届いた。いよいよ我が家の周辺にもCOVID-19が姿を現した。

 まったくの無症状なのだが,オミクロン株中心となった第6波における最新の濃厚接触者の対応は,「令和4(2022)年1月14日の国の方針を受け、新型コロナウイルス感染症に係る濃厚接触者の自宅待機(健康観察)について、待機期間をこれまで感染者との最終接触日から14日間としていたものを10日間に短縮しました。」(厚生労働省HPより)に従って,10日間の自宅待機に入った。

 早速PCR検査をしようと考えたが,指定薬局での無料検査は適用外と言われたそうだ。基本的に3つの条件があり,発熱などの症状がないこと,感染に不安があること,○○県在住であることである。濃厚接触者の知らせが届き,初めて「感染に不安がある」状況になっているのだが,COCOAでのメッセージが届くと,薬局の検査対象ではなくなるそうだ。

 COCOAアプリにメッセージが届くと,その次にどこに相談するか,というリンクが現れるようだ。ここではもう指定医療機関での診療・検査になった。

 家族のかかりつけ医が指定医療機関に入っていて助かった。20時近くという遅い時間にPCR検査をしていただくことができた。

 検査は,クルマに乗ったままでの検体採取だった。なんと,いつも白衣で診察していただく先生が,テレビでよく見る水色のビニール製の防護服を着用し,医療用マスクにフェイスシールドという完全防護状態で診察・検体採取をしていただいた。さらに,クルマのところで精算をしていただいた看護師さんも同じような完全防護状態だった。一般のクリニックでも,もうCOVID-19対応の最前線にあるのだという状況に,ショックを受けるとともに,診療・治療現場の医療関係者の方に改めて感謝したいと思う。

 ここからは,PCR検査の結果がわかってから追記したものである。

 幸いなことに,PCR検査は陰性だった。長い1日だった。保健所からの指示で,今回のようなCOCOAでの濃厚接触アラートの場合は,実際の感染者からたどった濃厚接触者と違って,10日間の自宅待機の対象ではないとされた。筆者も家族も,明日からは通常の生活に戻れる。あとで確認したが,ミーティングなどのアクティビティでの感染確認者はおらず,帰宅時の電車で一緒にいた友人もCOCOAからのアラートはなかったという。1人で移動していた行きの電車の中で近接した可能性があるとのことで,不特定なCOCOA陽性登録者との不安定な接触だったようである。

 今回の経験で,家族はかなりパニック状態に陥った。COCOAでのアラートの後に,対処の方法が案内されたのだが,それに従わずにいろいろな行動を取ったために,学校の手続きがうまく行かなかったりしている。冷静に,指示どおり動くことも必要なようだ。ただ,第5波のときは,指示どおり動いたことで病状が悪化するケースも多かった。難しい判断である。