数年前に流行ったゲリラ豪雨が、ここしばらくあまり聞かないと思っていた。今年2022年はあちこちで雹(ひょう)が降るなどのゲリラ雷雨が起きている。
あっという間に足元に大きな水溜まりができる。雨粒も大きく、傘をさしていてもずぶ濡れになる。基本的には収まるまで雨宿りするのが正解である。
それでも少し収まった段階で歩き始めることも多い。しかし、カバンを傘で濡れないようにするのが精一杯で、ズポンはびしょ濡れになるのが悩みだった。
いちおう、こんな事態に備えて、ズポン型のレインコートを買っていたが、街中で靴を脱いでズボンの上にはくという行為が意外に敷居が高い。そこまでするならもう少し待った方がいいという気持ちになる。歩き終わってまたレインズボンを脱ぐのも面倒である。
避難セットに入っているラップを巻き付けることも考えた。非常時にはあり得ると思う。衣服が濡れると体温が下がり、行動しにくくなったりするからである。しかし、両脚に何重にも巻く手間も、街中で巻くことも、やはりハードルが高い。
いろいろ考える中でふと、漁師さんが使っている防水エプロンを思いついた。靴のままでもさっと着用でき、進む側の脚が濡れるのを防げる。外して畳むのも時間がかからない。
通販で見ると1000円以内で購入が可能だった。漁師さんが使うような頑丈な厚手のエプロンではなく、かといって100均レインコートのようなペラペラでもない。カバンに常備するなら問題なさそうな製品である。色は黒。風にあおられることもなさそうである。
これだけは、いつ使うかわからない。また、実際に使うことがあってから、追記しようと思う。
