jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「指定地点通過をLINEにメッセージ通知」をIFTTTで実現--「帰るコール」ならぬ「帰るLINE」を実現に向けて

家族共通の連絡方法がLINEになってから10年近くになる。いくつか不満な点はあるが、残念ながら他に代替案がないほどになっている。

   メッセージの送信は通常は文章を手で打ち込んで送信ボタンを押すのだが、何とかこれをハンズフリーで実現する方法を模索してきた。特に、クルマに乗っている時と、満員電車で席に着けなかった時に、手でメッセージを打ち込む作業はいかにも辛いからである。

   最初の挑戦は音声認識である。google voice access でLINE を起動し、音声認識でメッセージを入力して送信するという一連の動作をハンズフリーで行う実験も成功した(Google Voice Accessでクルマの中からLINEメッセージ発信に成功 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/10)し、google 音声認識による同様の操作実験も成功した(「タブレットでカーナビ」の難しさ--愛用のセレナで実験するも正解が見つからない【追記2/3】自宅で充電する方式で運用 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/2/27)。しかし、結局、神経をメッセージ発信に使わなければならず、特にクルマの運転中はまずい、と思い、その後、使う機会はなかった。

    やりたいことは、 「指定地点通過をLINEにメッセージ通知」することである。これを自動化するために、複数のアプリを連携させるIFTTT というアプリを使ってみた。

    If 指定地点に入る→then LINEに定型文を送る、という実に単純な動作のはずなのだが、これがなかなかうまく機能してくれなかったのである。

    ポイントからタネを明かせば、要は「IFTTT をLINEグループのメンバーに加える」ということなのだった。

    IFTTTは、個人のアカウントとしてLINEを制御するのだが、LINEからすれば、IFTTT利用者の個人アカウントがある訳ではない。つまり、このLINEアカウントから個別のLINEアカウントにメッセージ送信ができない。そこで,LINEグループの1人としてIFTTTを加えるという操作が必要になる。まあ,LINEグループでメンバー1人のグループを作り,そこにIFTTTを加えると,1人だけに送ることはできるのだが,「LINEグループを作る」という段階でその個人に了解を求める必要があるため,黙って相手を登録するわけにはいかない。

 さて,IFTTTはアメリカ製のアプリなのだが,「指定地点通過」はGPS情報を使ってマップ上に円を描いて問題なく指定できる。しかし,動作時間を設定するfilterは,どうもアメリカ時間(カリフォルニア時間)になっている可能性がある。現在,検証中である。たとえば,「帰宅時間帯に○○を通過したらメッセージを送信する」というAppletを作ろうとしているときに,時間フィルタは役に立つと考えられる。

 子どもが指定の駅で交通系ICカードスマホタッチで自動改札機を通過すると親のスマホにメッセージが届くというシステムは広く提供されている。まあ,乗車駅で送信されれば,下車駅の到着予定はだいたい予測できるので実用的である。下車駅で送信されるとお迎えが間に合わなくなるので,設定は気をつける必要がありそうである。