jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「ある」不幸と「ない」不安--核兵器,サイバーテロを防ぐためのAIを日本が主導すべき

2023/5/18-21に広島でサミットが開かれる。世界で唯一、原爆の被害を受けた都市の1つでの開催は、さまざまな思惑が渦巻く。

   核兵器はないに越したことはない。しかし現実に作ることができるので、ヒトは持ちたがる。しかし持った途端に、自分が他人よりも偉くなった気になり、相手を見下し始める。と同時に、いつ使うかを考えなければならなくなり、また他人に奪われるのではないかという不安に曝される。

   物理的なモノでも、価値としてのお金であっても、持ったその日からヒトの性格が変わってしまう。

    かつて、道具を手に入れ、火を手に入れた人類は、生物界に君臨し、支配を続けて来た。モノを作る、価値を作ることで、「所有」という概念ができ、これが貧富の差を生んだ。人類が造り出した文化、文明は、ヒトを豊かにしたが、地球には優しくなかった。

    核兵器を廃絶しようという運動は何十年と続いているが、まったく効果がない。今回のサミットが広島で開かれることで,1つのメッセージは作られるだろうが,それは西側諸国,自由主義諸国の論理であり,社会主義諸国,権威主義諸国には通じない。ますます両主義の対立が深まり,緊張が高まる危険性もある。禍根を残さなければと感じる。

 そもそも,空を飛ぶあらゆるモノは武器になりうる。地球の平和,地球の温暖化防止の両面からも,空に関するあらゆる開発をいったん止めてほしいと書いた(あらゆる空飛ぶモノの開発をいったん中止し,宇宙へ向けた目を人類と地球に向け直してほしい - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/4/27)。核兵器もその1つである。

 インターネット,メタバースも,国境を超えて自由に飛び交うという意味では,「空を飛ぶモノ」の1つと定義できる。便利である半面,サイバーテロなどの武器にもなりうる。これもなんとかコントロールできる技術が必要だが,限りなく通信容量を増やし,処理能力も増やし,際限がなくなっている。いったん火が点いたら,核兵器以上の脅威にもなりかねない。これを阻止するAIが必要である。

 このAI開発ができるのは,日本しかないのではないだろうか。単に「原発反対」「核兵器反対」「戦争反対」と言っているだけでは,ダメだと感じる。