jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「タブレットでカーナビ」の難しさ--愛用のセレナで実験するも正解が見つからない【追記2/3】自宅で充電する方式で運用

筆者宅のクルマは4台目だが,現在のセレナはもう22年も乗っている。1台目と2台目は足代わりのセダン。家族が増えてチャイルドチェアを付けるようになって,取り付けや乗り降りの不便さを感じ,3台目は荷物を多めに積めるステーションワゴンにした。

 4台目に選んだのがワンボックスカーのセレナである。当時,5ナンバー車のワンボックスで左右両方にスライドドアが付いていたのはセレナしかなかった。筆者宅の車庫が左寄せになるので,右スライドドアが必要だった。

 3列構成のうち,2列目の2席のうち1席が取り外せる車種を選択した。現在,おそらくこの構成の車種はない。しかしこの1席を外すと,スライドドアを開いたところに広い空間ができ,雨のときにさっと乗り込めたり,大きめの荷物を乗せたりと大活躍してくれている。チャイルドチェアを使うときに作業がしやすいようにハイルーフをオプションで選んだこともあり,実に快適で,なかなか手放すことができないでいる。

 このようなクルマ遍歴の中で,筆者にとって絶対必要だったのがカーナビである。何しろ方向オンチである。かつてオートバイを乗っていたころはナビなどなく,道路地図を持参してのドライブだった。家の1kmぐらい近くに来てもまだ思い出せず,同じ道を5回ぐらい通ってやっと覚えられたほどである。

 この方向オンチにとって,ナビは福音だった。3台目までは外付けのCDナビだったが,4台目でインダッシュに格納できるDVDナビを取り付けた。当時,HDDナビも販売されていたが,なぜかインダッシュ式がなく,モニターをダッシュボード上に別取り付けするものしかなかった。防犯上の意味もあってインダッシュ式を選んだ。

 DVDナビの欠点は,新設の道路にすぐに対応できない点である。毎年更新版DVDは販売されるのだが,1枚4万円もする。そのうち,対応するDVDの更新が2014年で終了してしまった。

 インダッシュ式の欠点は,DIN幅でモニターも格納しなければならないため,7インチ以上の大きなモニターが使えないことである。とはいえ,筆者にとっては7インチで十分なのだが,最近は10インチという大きなモニターが流行りのようで,インダッシュ式はほとんど見つからなくなった。

 あきらめてHDDタイプに交換することを考えたころ,ケータイのナビが登場した。ガラケーでもナビができる時代になった。筆者は方向オンチなので,歩行ナビも大歓迎だったため,最初に導入したauのケータイに飛びつき,大正解だったのだが,さすがにカーナビとして使うには画面が小さすぎた。

 その後,スマホ全盛時代となった。スマホではgoogle mapも表示でき,Yahooマップも使える。ナビの性能はいま1つの感があるが,使えないことはない。地図は時々刻々と最新版に更新される。ただ,画面がせいぜい6インチなのと,乗るたびにセットするのが面倒という欠点がある。

 そこで,家にある10インチのタブレットをカーナビ専用にしてクルマに付けっぱなしにできないか,という方法を探っているのだが,なかなか正解にたどりつけないのである。

 まず設置方法だが,ダッシュボードに置くと10インチは邪魔である。そうすると意外に設置場所がない。ドリンクホルダーの上に置くのが一番安定しそうなのだが,画面の位置がかなり下なので,ナビとして使いにくい。現在,試験的にラジオやエアコンスイッチの上に重なるように設置できるようなアダプターを自作しているが,エアコンの温度調節の際に外す必要があり,ベストポジションになっていない。

 もう1つの問題が,電源の供給である。さんざん自宅でテレビ代わりに使っていたこともあり,バッテリーが弱っている。もともと消費電力が大きいタブレットなので,満充電していて未使用でも2日で自己放電してしまう。

 そこで,カーバッテリーからUSB経由で電力を供給することを考えるのだが,朝クルマを動かそうとするとバッテリー残量ゼロで,USBで電力を供給してもしばらくは動作せず,10分ぐらい走ったところでようやく電源をONにできる状態になるのが現状である。いったん電源が入れば,このUSB給電で使い続けることは確認できたが,なんとも心もとない。

 カーバッテリーから常時充電できる回路を使うこともできるが,クルマを数日使わないこともあり,その間にバッテリー上がりが心配である。

 そこで考えられるのが,太陽電池パネルを使う方法なのだが,そもそも筆者が太陽電池を信頼していないので,これまで考えて来なかった。走行中ならともかく,自宅の車庫で十分な太陽光が得られるはずもないと思っていたからである。パネル自身も高額である。

 ただ,昨今の異常気象での災害対策のために,停電時にスマホが使える程度のバッテリーを常備することを考え,太陽電池パネルが付いた30000mAhのモバイルバッテリーを購入,これを窓際に常に置いて充電するところから始めている。同じように,複数のパネルを巻物状につないで開いた状態で充電するモバイルバッテリーも,比較的安価だったので試してみた。しかし,太陽電池パネルでモバイルバッテリーに充電しながら,同じモバイルバッテリーからタブレットに給電して充電する,という使い方ができないと分かった。ならば,太陽電池パネルだけで直接タブレットに給電することを考えたが,結局,夜明けから朝の活動までの数時間の弱い日差しではほとんど充電効果がないことが確認できた。いずれのアイテムも,災害時用にストックしておくつもりなので,無駄になったとは思っていないが,やはり納得がいかない。

 結局は,タブレットをクルマから外して夜間に自宅で充電し,朝クルマに取り付けてカーバッテリーから給電しながら使う,という使い方しかないのかなと少し諦めムードである。

 世の中,古いスマホを監視カメラに使うという話題がいくつかあるが,少し疑問が残る。というのも,もちろん使用は可能なのだが,古いスマホではバッテリーが消耗しているため,USB給電しながら使う必要があるが,この場合,バッテリーが常に充電状態にあり,過充電状態が続くことで劣化がさらに進み,発熱・発火などの危険があるからである。筆者の古いスマホは,裏蓋を開けてバッテリー交換ができる時代のものがあったが,当初,バッテリーを外すとUSB給電では起動しなかった。そのうち,なぜかバッテリーなしでもUSB給電だけで起動しているので,BGM用に使っている。しかし,昨今のスマホはすべて,バッテリーの取り外しができないので,劣化したバッテリーを搭載したままでのUSB給電使用は,危険だと思うのである。

 クルマに乗るたびにタブレットの着脱をする方法が最終的に正解だとして,タブレットをきちんと固定する方法をまた考えなければならない。というのも,取り付けが甘いとタッチ操作がうまくいかないからである。着脱が容易なマグネット式や,四方から挟むタイプのスタンドでも,タッチ時に画面が揺れないぐらいガッチリ固定できるものは少ない。おそらく,iPadの場合はさらに重量があるので,固定が大変だろうと想像している。既存の機器類と干渉せずに設置するのは,意外に難しいからである。残念ながら,すべての操作を音声認識でできるほど,完成したものはない。

 結局,専用のカーナビを購入する方が楽ちんなのかもしれない。カーナビが登場した当初は,20万円~30万円は当たり前だったが,昨今は10インチの大型有機ELモデルでも17万円,メーカー品で7万円,ポータブルだと2万円ぐらいで選ぶこともできる。

 そもそも,スマホタブレット用に提供されているナビソフトのほとんどは,正直言って表示の仕方や操作性が今ひとつだと思う。20数年使って慣れ親しんだDVDナビの地図表示は,無駄に3D表示があるわけでもなく,ランドマークや交差点表示,そしてナビ経路の色使いなどが絶妙で,視認性が非常に高く,運転中に迷うことがほとんどないのに対し,google map以下,特に無償で提供されているナビソフトは,地図のクオリティが今ひとつだったり,ランドマーク表示が不十分だったり,スマホ独特のピンチ操作による拡大しか提供していなかったりと,使い勝手が悪かったりする。目的地の登録や履歴確認も,表示させるための操作がわかりにくかったりする。

 おそらく,最新版のカーナビは,筆者のDVDナビよりもはるかに高性能になっているはずなのだが,恐れるのは必要以上に凝った表示をされるのではないかという危惧である。同じメーカーの製品を選んだとしても,使い勝手がいいかどうかの保証がないので,2014年版マップによるDVDナビと,タブレットによる最新地図表示のいいところどりをできればと考えてきた。

 筆者はあと5年の70歳になったらクルマの運転はやめようと思っている。それまで今のセレナを乗って乗り潰すか,あるいは息子たちが自分たちで選択したモビリティーに乗せてもらうか,そんな感じでこの問題は正解のないまま,消えてしまうのかもしれない。

【追記2/3】クルマに取り付けたままで充電する方法は,残念ながらこのタブレットでは無理という結論だった。玄関のげた箱近くにあるコンセントで適宜充電することにした。タブレット背面にスマホリングを貼り付け,これをクルマのオーディオの下にある隙間に差し込んで簡易的に固定することにした。数回運転しているが,落下しない程度に安定している。使用後はクルマから取り外し,スマホリングを倒して充電ステーションで充電する。長時間のドライブには,クルマのシガーソケットからUSBで給電できるようにした。タブレットが空調パネルの上にかかり,またエアコンの吹出口の上に来るのはやや問題だが,しばらく様子をみてみたいと思っている。