マスクの転売に続いて，抗原検査キットの転売の話題が出ている。1年半前，筆者は約4000円を払って抗原検査キットをネットで購入した 「抗原検査キット」を注文 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/12/3。まだワクチンもなく，とにかく早期発見早期治療を目指していた。この時も，「薬局で買える値段になったら，またそれを買い占めて転売する不届き者が出てくるのだろうな」と書いた。
今回のキット転売は，無料の検査キットを有償で転売するというものである。あまりにも悪質ではないか。
医療，生命に関わる物品の販売については，すべてマイナンバーカードか運転免許証の提示・登録を義務付ける必要があるのではないか。薬だけでなく，刃物，殺虫スプレーなどについても，犯罪につながる可能性のある物品は，すべて登録制にすべきである。クルマ以外へのガソリンの販売は禁止されているはずだが，京都アニメーションの放火殺人のように簡単に転用されてしまう。
もっとも，オレオレ詐欺などにおける「受け子」のように，バイト感覚で関わっている人については，身なりも態度も普通の人なので，未然に防ぐのは難しいのかもしれないが，とにかく，スーパーや薬局，ホームセンター，100円ショップなど，関連商品を扱う店鋪は，レジ決済時にチェックできれば望ましい。ただ，レジ打ちの担当者の多くが女性なので，なかなか難しい面もある。警備員を配置したとしても，彼らもアルバイトなので，抑止力は期待できない。
オレオレ詐欺などの声による詐欺，SNSなどでの匿名の誹謗中傷について，傍受してAIでやり取りを監視することを提案した。特殊詐欺に対応するためのAIによる回線傍受への期待 - jeyseni's diary (hatenablog.com)， SNSでの誹謗中傷を排除するためのAI利用傍受の法制化を提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/2/5。中古転売で設ける「せどり」についても，Amazonやメルカリなどのプラットフォーム側の意識の低さを何度となく訴えているのだが，結局は利益優先の無法地帯があちこちに存在する形になっている。
プラットフォーム単位で匿名で適正価格でない販売を行っている人物の特定とブロックをぜひお願いしたい。
