jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

生物の新規発見の裏で毎年数千種が絶滅--これからの新種探索プロジェクトなどもいったん中止して明日の地球のことにカネを使ってほしい

生物学において,新種の発見の話題はニュースになる。研究者が何年にもわたって調査したなかで見つかったものから,素人がたまたま捕らえた個体がたまたま新種だったというものまで,さまざまである。

 生物の種類は数十万種もあると言われるが,まだ見つかったこともない種や名前も付いていない個体も多くある。これまで人間が立ち入ったことのない地域には,まだ見知らぬ生物が山のようにいると言われている。

 微生物に至っては,分類ができているものの方が少ない。植物も昆虫もまだまだ見知らぬ種が多い。

 一方で,1年で数千種が絶滅している。新種は発見されるが,それは別に今生まれたわけではなく,ただ今まで見つからなかっただけのことである。したがって,新種として発見される前に絶滅している種も限りなく多いことになる。

 生物は,実に不思議である。

 ここまで下書きをしていたら,こんな腹の立つ記事に遭遇した 最初の10年間で10万種発見目指す…新種の海洋生物発見へ 日本財団などが新プロジェクト始動 (msn.com) 2023/5/3。正直,同財団は一方で福祉だ教育だと言っておきながら,裏ではギャンブルの胴元であり,一攫千金を目指す貧乏人から巻き上げたカネをばら撒いているのが本質ではないか。これは科学でも何でもない。こうしたヒモ付きのカネで研究した成果を堂々と発表する研究者もどうかしている。

 今,何をなすべきか,もう一度考えてほしい。新種生物なら,足元の土を分析すれば何万種もの新種微生物を発見できる。その何千倍ものカネを使って,ピンポイントで成果を上げることが,何の意味も持っていないと筆者は考えるのである。

 宇宙探索,宇宙ビジネスをいったん止めることを提案した あらゆる空飛ぶモノの開発をいったん中止し,宇宙へ向けた目を人類と地球に向け直してほしい - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/4/27。海洋開発も同じである。今,そんなことをしている場合じゃないのではないのか。

 天文学や生物学がお金持ちの道楽になってはならない。すべて,今の地球と人類,明日の地球と人類,そして地球全体の生物とつながる研究でなければならないのではないか。