jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

有亊の備えが必要な今、日本人男性にも兵役は必要という案

 日本は今,有事の直前だと思う。日本に仕掛けて来るのは,北朝鮮,ロシア,中国,そして世界中のテロ組織である。

 特にすでにミサイルで脅しを頻繁に仕掛けきている北朝鮮は,わざと狙いを外しているだけで,すでに正確に着弾させるだけの準備は済んでいる。1年に30回も実弾発射していれば,微調整の方法は習得している。彼らにとって,近距離の日本は正確に着弾できる格好の目標である。しかも日本は反撃もできない。仮に日本の敵基地攻撃能力で北朝鮮の基地を攻撃したとしても,おそらく当てることはできないだろう。何しろ一度も発射したこともなければ,狙ったこともないからである。その間に,攻撃を受けたという大義名分の下に,核弾頭を載せたミサイルを日本に打ち込み,大都市は壊滅するだろう。仮に日本で核爆発が起きたとしても,核の雲は太平洋に流れて他の国が被害を直接受けることはない。時間が経って流れても,アメリカに流れるだけである。

 その後,ひょっとしたらアメリカと韓国が北朝鮮に報復攻撃をするかもしれない。しかし,その攻撃によって今度は米韓が核攻撃の危険に晒されることになる。ならば,ピンポイントで金正恩を狙う攻撃に留めるだろう。日本はそのときにはもうなくなっているからである。

 1発のミサイルが打ち込まれた段階で,日本中がパニックになる。おそらく1発目は東京を狙わずに,わずかに外してくるだろう。奥多摩あたりかもしれない。しかしその次の反撃をするまでに何日かかるだろう。閣議を開き,自衛隊に攻撃準備をさせるまでに1日でできたとしても,攻撃の指示を誰も出すことができない。何しろ2発目は東京の政治の中枢にすでに狙いが定められているからである。

 日本の一般国民が何をするかというと,カネのある人はすぐに海外に逃亡するだろう。いくらカネをつぎ込んでも何とも思わない厚顔破廉恥な行動を取るだろう。

 そのほかの人は,おそらく何も動かない。自分のところにはミサイルなど飛んで来ないと信じ込んでいるからである。まして,核爆弾が落とされるなど考えてもいない。

 軍隊もなく,志願兵や徴兵制がないのは,今や日本ぐらいではないだろうか。どこの国でも,自国を守る気持ちを醸成している。韓国のように,男性全員に兵役がある国もあれば,ウクライナのように退役後も定期的に軍事訓練に参加することを義務づけている国もある。有事になればいつでも招集できるようになっているし,国民も自国を守ろうという意識が育つのである。

 一方,日本は敗戦後の平和主義で非武装三原則の下,国民の徴兵制もなくなった。戦後の経済成長を支えたのは,“企業戦士”と呼ばれたビジネスマンである。国を守るというより,カネ儲けに一心不乱になっていた。その経済が破綻し,企業が左前になり,会社に対する忠誠心もなくなった。バーチャルなゲームと投資に浮かれ,自分の国に対する愛情もなくなった。仮に,誰かリーダーシップのある人間が旗を振ったとしても,日本を守り,戦いに向かう男性はおそらくほとんどいない。いるとしても,ロシアの民間軍事会社ワグネルのようなカネで雇われる悪人集団しか集まらないだろう。しかも,兵器を使うこともできないから,役に立たないどころか,カネだけ受け取ってトンズラするだけだろう。

 今の若者を見ていると,他人のことを考えず,自分のことだけしか考えていないような気がする。イヤホンを耳に差し,スマホを見ながら歩き,デイパックを振り回して背負う。大げさな動作でデイパックを背負い直したりもする。咳・クシャミエチケットは,若者だけでなく,ほとんどの男性がポーズすら取らない。仲間意識など,露ほども感じない。

 韓国の兵役がどのようなシステムになっているのかは,残念ながら知らないが,きちんとした礼儀,規律,忠誠心,そして武器の扱い方を叩き込まれると思われる。その2年間の体験が,有事には愛国魂に火を点けるのだと思う。

 日本人は,有事が来るとは思ってもいないし,仮に有事が来ても愛国心などどこにもない。自分の命を掛けて守ろうなどという気持ちを誰も持っていない。

 自衛隊に入っても,厳しい訓練に耐えられずに辞めていく人も多く,精神的に破綻する人も出ている。有事になって,力を発揮できる隊員も100%ではない。そして本当に実弾が飛び交う戦場で戦う事態になったとき,相手を撃つことができない。ましてや,一般人に武器を持て,相手を撃て,などと訓練できるものではない。

 日本でも,一般男性に兵役を課したり,軍事訓練を課したりできるだろうか。

 自衛隊はすでに,規律が狂っている。一般人を訓練するとなると,それはパワハラになる。

 同盟軍であるアメリカ軍に頼めるかといえば,たぶんダメだろう。アメリカ人は日本人に対して根本的に嫌悪感を持っている。指導と称するイジメになるだろう。

 筆者は,韓国に期待している。日本に嫌悪を持っているのは戦時中の世代である。若い世代は,韓国と日本の交流は可能だと思っている。兵役のある韓国男性に混じって,日本人も軍事教育を受ける。日本語に精通した指導者もいるだろう。

 あるいは,台湾か。台湾は,日本にとって最大の友好国の1つである。ただ,台湾が下手に動き出すと,中国の逆鱗に触れ,台湾に危険が及ぶ可能性がある。迷惑は掛けられない。ただ,台湾だと英語が必須となる。日本人がその英語を使った訓練には耐えられないだろう。

 日本で規律正しい動きといえば,日本体育大学の「集団行動」を思い出す。あれはパフォーマンスである。本人のやる気の問題である。時間や服装,食事まで管理されることに,今の日本人は耐えられないだろうと思う。筆者は,少なくともボーイスカウトに参加していた頃の規律と実践行動は身についていると思う。