今朝,電車の中で足を踏まれた。たまたま少し厚めの靴を履いていたので良かったが,軽量のスニーカーだったら,足の皮が剥けたり,足の甲の怪我をしていたかもしれない。
筆者は,20代でバイクに乗っていた。バイクで停止している間は,倒れないように両脚を開いて足を地面に付ける。つまり,両足のつま先が,自分より一番離れたところで地面に付いていることになる。
この足先を,クルマのタイヤが踏む危険性がないとは言えない。冬場は革のブーツだが,夏場はさすがに暑い。そこで,革靴に似た黒色の安全靴を購入して,履いていた。
見た目は普通の革靴である。しかし,足先には硬い金属の板が入っていた。足先が少し厚めになるため,バイクのギアの切り替えが少し不便だったが,タイヤに踏まれても安全という安心感があった。何しろ,安全靴の大手メーカーのミドリ安全の安全靴だったからである。鉄工所などで働く人が愛用し,油を踏んでも滑りにくい。
近年は,軽作業でもモノを足の上に落とす危険性があり,結構軽量ながら,なかなか若者ウケするような,普通のスニーカーのようなデザインのものが多くなった。スポーツシューズのブランドの安全靴もある。足先には,金属ではなく,樹脂の板が入っているようである。軽作業ではこれで十分なのかもしれない。
新型コロナウイルスがほぼ終息し,観光シーズンが始まった。大型連休が終わり,人々が通勤圏内に戻ってきた。天候は荒れ,人の密度がどんどん上がっているように感じる。
しかも,電車で立っている人も,ほとんどがスマホを両手で操作している。つり革につかまる人もほとんどいない。バランスを崩す人も多く,足を踏まれる確率も高くなる。もう一度,安全靴の購入を考えてみようかなと,思った朝であった。