jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

Webカメラで自転車のバックモニターを実験中--アクションカメラの固定アクセサリーを流用

自転車に「後方カメラ」が欲しくなってきた--クルマや高速ロードレーサーの追い抜きを把握したい - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/1/2)とブログを書いてから,やはりモノづくりのムシがうずき始めた。スマホをバックカメラのモニターにする実験である。

 まず,スマホWebカメラを接続することを考えた。ただ,手元にあるWebカメラがいずれもUSB-Aの大きなコネクタで,パソコンで使用するためのカメラだった。これをType-Cに変換すればいいかなと思って探してみたが,1000円近い結構な値段がする。

 そのうち,100円ショップにも変換コネクタを売っていることが分かった。そこで,比較的近くにある100円ショップに出かけた。なんと確かに100円で販売されていたので,早速購入した。

 次にアプリである。スマホWebカメラを接続してカメラ画像を表示するアプリがいろいろあることが分かった。考えてみれば,デジタル顕微鏡やパイプの中をチェックする管内検査カメラもUSB接続である。スマホアプリで「Webカメラ」で検索すると,続々と出てきた。

 日本製のアプリが一番上にあったのだが,デフォルトで画面が横表示になり,縦表示にできなかった。次に試したアプリは縦表示,横表示が切り替えられたが,2画面表示に対応していなかった。つまり,先に実験したスマホナビとの並用ができない。

 3番目に,配管検査用のアプリを試してみたところ,これがなかなか使い勝手が良かった。英語表記だが,Webカメラを接続すると自動的にこのアプリが起動した。あとは,2画面に設定を変更し,もう1つのナビアプリを起動すれば完成である。

 次に問題となったのが,Webカメラの設置場所である。最初,後ろの荷台に固定する方法を考えた。カメラの方向も安定するし,何よりも邪魔する物が何もないからである。ただ,手元のWebカメラの画角は約90度と狭い。せっかく後ろに付けるのなら画角が120度とか150度とかのWebカメラが欲しい。しかし,これも数千円の出費が必要になる。それほど気合を入れているわけではないので,手持ちの画角90度Webカメラを使うことにした。荷台に取り付けても,十分な長さのコードが付いていたのだが,脚で引っ掛けてしまう可能性は否定できなかった。

 さらに固定方法を考えると,悩みがさらに増えた。ヒモで縛るのも格好悪い。できれば取り外しもしたいので針金で固定するのも変である。どこかにネジ止めすることも考えたが,Webカメラ側にそもそもそのような孔もない。

 そこで,以前購入していたアクションカメラの固定アクセサリーを組み合わせて固定することにした。もともとは,ハンドルにアクションカメラを取り付けて,前方を撮影するためのものである。

 ただ,バックモニターとして使うには,後ろを向けなければならない。そこには必然的にライダーである筆者が座っている。なるべく後ろが見える固定位置として,ハンドルの下側に付けることにした。

 Webカメラの取り外しができるようにするためには,Webカメラ側に三脚の孔を開けて固定するか,スナップ方式で固定するアクションカメラ用の金具を,Webカメラの上側に粘着テープで接着するしかないようである。この手の粘着テープの粘着強度はあまり信じていないのだが,ここはアクションカメラの付属品なので,ある程度の強度は持っているだろう,という思い込みで採用した。

 Webカメラの取り付けは比較的容易だが,取り外すのにはロックを外すときに少し力が要る。複数回の使用に耐えるかどうかは,ちょっと怪しい。これはもう少し様子を見る必要がある。

電動アシスト自転車のハンドル周りに取り付けたスマホ,バックモニター用のWebカメラ。USB-A-Type-C変換コネクタで接続している。前かごは背景削除している。画面の上半分がバックモニター,下半分がナビ。

 せっかくアクションカメラ用の固定アクセサリーを使ったのだが,アクションカメラの取り付けはハンドルの上側,Webバックモニターカメラはハンドルの下側,ということで,供用ができないのが残念である。しかし,アクションカメラはそれほど頻繁に使うことはないが,バックモニターは乗るたびに必要になると思われる。このあたりの使い分けも,今後の課題になるだろう。

 実際には,この位置だと右膝がずっと画面の中に写ってしまう。画角も90度だとやはり少し狭い。ただ,横をすり抜ける際のクルマの状況はよく分かった。取り付け位置はもう少し工夫が必要なようだ。