jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

400円カーテン2枚でテレワークスタジオ

テレワークで一番困るのがzoom会議の背景処理である。筆者の部屋のように、モノがあふれている場合、カーテンで何とか隠すことを考えるのだが、なかなか思ったように隠れない。Webカメラの画角が意外に広いため、かなりの範囲を覆わないとボロが見えてしまう。

  もちろん、きちんと投資して大きいカーテンを張り巡らせばいいのだが、たかが1回1時間程度のzoom 会議ごときで金は出せないという気にもなる。

  100円均一店のダイソーでカーテンを見つけた時は驚いた。これは完全な価格破壊である。それまでの最低価格は、アマゾンで見つけた2枚850円のカーテンで、幅は標準の100cm だが長さが140cmと短めだった。長さ180cmの製品は一気に1400円になったからである。上半身を写すなら140cmでいいと思ったのだが、実際セットしてみると、パソコンのWeb カメラの傾きやイスの高さなどを微妙に調節する必要があり、zoom 会議中は身動きが取れなかった。

  ダイソーでカーテンを置いているのは、大型店だけだろう。最低価格が1枚300円(税込で330円)で長さ140cm,400円(税込440円)で180cmのものが販売れている。色は、グレー、ブラウン,そしてクリーム色である。筆者は好みでクリーム色にした。色はかなり薄く、生地も薄い。いかにも安物なのだが、ドレープの処理もされているし、金具を取り付ける箇所もきちんと作られている。金具は別途用意が必要だが、当然のことのように同じ売場に置かれている。

  さて、ここまではよくある100均カリスマのレポートだが、テレワーカーとしてはこれをどう使うかがポイントである。実は、標準の100cm幅2枚では背景をうまく隠すのに少し苦労するからである。

  仮に、イスのすぐ後ろにストレートに掛けたとする。横に200cmいっぱいに広げてほぼ画角いっぱいである。少しカメラがずれたら、背景のガラクタが写ってしまう。

  これを避けるために、画角を変更できるWeb カメラを以前に購入した 画角切り替えできるWebカメラを導入 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/2/19。これはこれで性能はいいので問題ないが、ノートパソコンに内蔵されているWeb カメラの方がセッティングが楽なので、広い画角のWeb カメラで対応する方法を紹介する。

 まず前提として,壁に向かって机を置き,壁に向かってパソコンを操作するレイアウトとする。Webカメラでは部屋全体が写ってしまう。

 この場合,残念ながらカーテンを掛けるコードを部屋に張る必要がある。

 一番簡単なのは,壁に平行に1本コードを張り,そこに2枚のカーテンを掛けることだが,Webカメラの画角に合わせると意外にも自分の直後にカーテンを掛ける必要がある。

 そこで,この1本に加えて,これに直角になるようにもう1本コードを張る。最初のコードで余った分を延ばしてもいい。この直角部分が壁に沿うように配置できれば,部屋の中を横切るコードは1本で済む。

 この直角に配置した2枚のカーテンを背に,パソコンの向きを少し斜めにすると,イスの後ろに少し余裕ができるぐらいの配置で簡易テレワークスタジオができあがる。

 パソコンやWebカメラの方向を変えられない場合は,コードを2本,直角になるように張る必要がある。2本張り,この直角の部分を利用して,2枚のカーテンをぶら下げる。

 問題が1つあるとすると,コードをどう固定するかである。昔の家なら,部屋の周囲に窓枠や鴨居があった。釘やピンを打つかどうかはそれぞれの家の事情にもよるだろう。窓枠も木製で,基本的な木組みに固定されていたので,強度も十分である。

 現在の住宅にも,窓枠や鴨居があるが,ただ飾りのように接着されているだけのものもある。今回紹介するダイソーのカーテンは,遮光タイプはやや重いが,普通タイプは比較的軽量である。それでも,コードの端はしっかり固定することが望ましい。

 壁にしっかり取り付けられているカーテンレールや,家具の背面,本棚の棚板の上面など,目立たないところに「丸環ネジ」と呼ばれるネジをねじ込むのが,確実である。コードの両端にも引っ掛け金具を付けておけば,zoom会議のときだけコードを掛ければいい。

 コードやネジなども入れると残念ながら1000円を超えてしまうが,1つのアイディアとして紹介する。なお,ダイソーのカーテンは置いている店鋪が少し限られている。販売店舗を事前に確認した方がいいだろう。