jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

1000倍も多い中国の無人航空機--産業用のほか,軍事用も無制限に拡大している模様

中国の無人航空機登録数、23年末時点で126万7千機 (msn.com) (2024/4/4)。

 日本の無人航空機数は,一般社団法人 日本産業無人航空機工業会の統計(一般社団法人 日本産業用無人航空機工業会 | 統計データ (juav.org))では,2022年に1450台だという。

 世界のドローン出荷機数は,400万機。そのうち日本は15万機という(世界のドローン出荷機体数は推定400万機、初予測の精度を高めた「あの制度」 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com))。日本の9割がホビー用,1割が産業用だという。

 産業用としても,日本は約1500機,中国は130万機(運用企業1万9000社)というから,3桁,1000倍も違うことになる。しかもこの130万機のうち,おそらく数十万機は軍事用と思われる。さらに,自爆攻撃用ドローンは別途生産されている。

 数百機のドローンを同時制御して動かす技術も持つ。エンタテインメントでは,空中に画像を描くなどのデモ演出が行われた。しかし同じ技術は軍事からの転用とも言えなくもない。複数のドローンによる波状攻撃のパターンである。無人航空機を操縦する人材も育てられている。おそらくコンピュータによる自動制御う技術も開発されているだろう。

 日本では,飛ばせる空域が限られ,人がいない自然の空撮でしか,プロの出番はない。あとはゲームに興じる若者だけである。

 ここまで書けば,日本がいかに無力であり,空域の確保などはほとんど無理だと言えるだろう。以前にも書いたが,もはや迎撃ミサイルなどの物理的な防御システムでは対応できない。強力な電波バリアや,レーザー砲などの守りの技術で対抗するしか手段はないと思われる。