加熱式たばこ、4~6月98億本 協会が初公表: 日本経済新聞 2020/8/31。検索能力が低い,というか,あまり関心が高くないので,適当なデータがあればと思った次第である。この記事によると,タバコ市場全体における加熱式タバコの市場占有率は26%だという。意外にまだこの程度か,と思ってしまった。1本あたり単価は加熱式タバコの方が多少は安いのではないかと思うが,喫煙人口的にもだいたい30%ぐらいが加熱式タバコになったと見ている。
タバコを吸える場所がどんどん狭まってきて,歩きタバコも禁止になって,道にタバコの吸い殻が減ったという印象がある。特に駅周辺は,電車から降りた人がいきなりタバコに火をつけ,数百m以内に吸い終わるので,吸い殻が道に捨てられる,というパターンだった。改札の外の階段を降りながら,いきなり前を歩く人がボワッと煙を吐き出すものだから,迷惑至極といつも思っていた。最近はこれが加熱式タバコに替わって,吸い殻も減り,煙害も減った,と思っていたのだが,まだ7割が紙巻きタバコだとは思わなかった。
以前から,喫煙は効率の悪いニコチン摂取法だと思っていた。というか,副流煙による周囲の害が多いと思っている 禁酒のために梅ジュースとハチミツ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/4/8にデータあり。煙を吐かずにニコチンを摂取するパッチ法の方が周囲への迷惑は少ない。加熱式タバコは,煙として放出される部分が少ないので,周囲的にはありがたい。タバコ特有の強い香りもあまり感じない。
しかし,タバコはタバコの香りがするからタバコで,一方,マリファナなどの薬物は独特の香りがする(らしい)。しかし,加熱式タバコでは,液体チップの中に違法な麻薬などを入れることも可能らしい。裏の世界では何が流通しているか分からない。
アルコールも,度が過ぎると人格が破壊される。しかし,麻薬の入り口は大麻などタバコ系からである。中毒からの脱却は容易ではない。加熱式タバコが一連の流れのきっかけにならないことを祈りたい。