オリンピック開催に伴う専用レーンの設置と運用が今日2021/7/19から始まる。期間限定の交通ルールだが,優先車線の設置なので,これまでの交通法規を使って罰金や点数の付加ができる。オリンピック期間中,全国から6万人の警察官が警備に当たるそうだが,結局その半分はこうした交通規制に当たるのではないか。「オリンピック関係者の安全安心を守る」という業務ではないのではないか。
交通規制で新型コロナウイルスの東京圏への持ち込みを防ぐ方法を3回目の緊急事態宣言時に提案した 「緊急事態」感がまるで感じられない。公共交通を止め,クルマのナンバー規制で警察によって人流を止めよ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/25。交通ルールをベースとした警察による人流規制は,やろうと思えばできるわけで,これもなぜ実行しなかったのか,残念でならない。
それにしても,専用レーン作成のためにピンク色のラインを引いたり,国立競技場の金網フェンス設置など,こういう物量作戦を日本でもできるんだと,ちょっと感心した面もある。4月のワクチンの大規模接種センターの立ち上げも,自衛隊の実力だった。本来なら,ボランティア中心にソフトな「お・も・て・な・し」ができるはずだった東京オリンピックだが,警察,機動隊,そして自衛隊によるハードな規制で,せめて安心安全を確保できればと思う。まだまだ一般市民を含む実力行使の可能性は否定できない。