jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

焼肉店に家族で行った件

2020年1月というと,もう約1年半のことになる。筆者は,2020年の秋にはこの新型コロナウイルス禍は収束していることを予想していたのだが,予想に反して日本でも4回目の波に突入し,拡大が収まらない。

 この1年半の間,筆者はテレワーク中心で,外食はラーメン店に1回行っただけ。あとは弁当で済ませてきた。テイクアウトの寿司も1回だけ。コンビニ弁当の利用もなしで済ませてきている。外食を極力しないようにしている。

 その後,飲食店側の対策が徹底された。店側は,まずレジのパーティション設置と店内のアルコール拭き取り,客間隔の一定開けが行われた。しかし,客側への指示は,入店時の手指のアルコール消毒程度だった。現在は,客間のパーティション設置,マスクの着用と黙食が客にも求められるようになった。

 3回目の緊急事態宣言の前に,山梨県でのグリーン認証制度が注目された やはり「山梨モデル」が現状ではベストと思われる - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/10。これを全国展開する動きも出てきた いまさら感の山梨モデル全国展開 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/5/3。普通の飲食店での感染リスクは,極めて低くなっているように思う。問題は,アルコール飲酒とカラオケである 外アルコール,外カラオケの「禁止」と「飲食行動法」の時限立法を - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/16。すべての飲食店やカラオケ店が「お願い」を守ってくれていないのが原因と思われる。

 さて,現在飲食店に設置されいるパーティションだが,客同士の直接の飛沫感染はある程度防げるのだが,マイクロ飛沫はこのパーティションを越えて広がるのに対応できていない。高さが1m程度もあれば回り込みはかなり防げるが,わずか30cm程度のパーティションでは,ほとんど効果はないと思っている。これはオフィスでも同じである。そして,いくら高いパーティションを作っても,通常の換気では単位体積当たりのウイルス数は減って薄まるが,空中への滞在時間はあまり変わらない。

 筆者は,1年以上前から,強制的な排気設備が必要であると指摘してきた 飛沫を吸引する机やパーティションが多くの業界を救う - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/5/18。結局これは,どのオフィス家具メーカーも作っていないし,飲食店へのオプション換気装置の開発も行われなかった 焼肉店方式の排気設備を導入しよう - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/1/6。今さらながら,大変残念に思う。

 今回,家族の1人にお祝い事があったので,外食することになった。本人の希望により,焼肉食べ放題ということになった。先に,焼肉店の排気設備による強制排気が,飛沫感染の防止に有効であると書いたので,筆者は最も安全な飲食店だと思っている。おそらく,焼肉店での感染報告はないのではないだろうか。

 現在は20時までの時短営業。飲み放題メニューにもアルコール提供はない。火を使う飲食店のために,机と机の間や,客と客の間のパーティションはなかった。それでも机の中心で吸引しているため,グループの呼気は部屋中に広がることは少ないことが予想される。

 焼肉店が問題があるとすると,自分で調理をするためにテンションが非常に上がることである。バーベキューと同じである。実に楽しい。会話も弾んでしまった。家族の集まりだから許してもらえると幸いである。周囲の客も多くが家族連れで,まるでファミリーレストランのような雰囲気だった。

 個食,黙食はやはり寂しい。焼肉店以外で自分で調理する食事としては,鍋料理が考えられる。この場合も,机上のコンロで鍋を温めるのだが,天井から排気のための設備を吊り下げればいいのではないだろうか。

 焼肉店と自宅の間は,クルマによる往復で,ほかに寄ったところはない 人流を「家をハブ(中心)に,他点との往復に制限」する - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/5/5。これから2週間の観察期間中,だれも発症しないことを祈っている。