東京パラリンピック2020が進行中である。批判があるかもしれないが,タイトルにあるような提案を1つしてみたい。
パラリンピック選手は,障害の度合いによってクラス分けされているものの,一人ひとり条件がまったく異なる。その中での順位付けができるのか,という疑問がないわけではない。各自がベストを尽くす中で順位を目標とするのはいいが,結果ばかりが報道されるのは,オリンピックとちょっと違うのではないかと思うのである。
メダルは,すべての参加者に与えられるべきではないかと思うのである。また,自己ベストを更新できたり,各国の記録を更新したりした選手にも,自己ベストメダル,新記録メダルを渡せば,順位の関係なく,努力が実った,という結果になるのではないだろうか。
オリンピックは,全員の条件が基本的に同じなので,順位を付けることは問題ないと思う。それでも以前から,3位決定戦で勝った側が銅メダルで負けた側がメダルなし,というのが納得ができていない。
筆者は4位に「クリスタルメダル」を贈ることを提案したい。もっと磨いて輝いてほしい,という意味合いと,ガラスを壊してその上を目指す,という意味合いを込めて。もちろん,表彰式にも4位選手に表彰台に上がってもらうのは当然である。