jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ゴールドのトリアージュがあるようだ

これまでが医療トリアージュを緑、黄、赤、黒の4つのトリアージュで見てきた。しかしどうも「ゴールド」のトリアージュがあるようだ。

 対象者は、オリンピック、パラリンピック関係者。そして、政府高官や政治家、一部の金持ち、そして医者である。

 東京オリンピック2020が始まる前は、オリンピック関係者向けに500人の医療関係者を確保するといって問題視された。しかしおそらく相当数の医療関係者が、スタンバイしていたのではないか。このために、日本の一般国民は自宅治療という患者なのに緑のトリアージュとして放置され死亡者まで出した。

 しかし、オリンピックもパラリンピックもとにかく開催することが大義名分とされたため、大会関係者の感染に対する医療は「国家命令」だったろう。絶対に重症者や死亡者を出してはならない。なぜならばこれは国際問題に発展しかねないからである。

 そしてこのトリアージュは最大限の優遇をされるゴールドトリアージュというわけである。

 当然のことのように、お偉いさん方や「日本の医療を守る」ことを大義名分にした医療関係者も、最優先で治療を受けられているだろう。

 パラリンピック終了まであと1週間。この間にオリンピック関係者から感染者の重症化や死亡者を出してはならない、というのが、今の日本のCOVID-19医療作戦である。国民に手を差し伸べるのは早くても9/5以降ということになる。

 その時、自宅療養者は何人になるのだろう。いつの間にか、1日の死亡者数が50人平均になって,それが当たり前のようになって来ている。単純計算で2万人が1年で亡くなる計算である。なぜ自衛隊を早く導入してとにかく野戦病院を作らないのか、不思議でならない。国のパフォーマンスであるワクチンの大規模接種センターは、わずか3日で形ができた。

 場所はいくらでもある。六本木の防衛省の中でも、首相官邸でも、何千人と収容可能であるが、防衛大臣や首相の口からは絶対に言い出せないだろうなと失望するのである。