jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

100円均一のワイヤーネットで机周りをいろいろ整理--ベッドで「寝ながらスマホ」も実験中

100円均一ショップが,どんどん進化しているように思う。これまで小物といえばDIY店か東急ハンズで端から端まで時間をかけて探すのが楽しみだった。

 筆者が月に1回ぐらいは行っていた東急ハンズ池袋店が2021年10月末で閉店し,経営そのものもカインズに引き継ぐことになった。DIY店も淘汰が続いているようで,筆者の住んでいる近くの1店鋪はもう10年ぐらい前に閉店したし,もう1店鋪も最近話題のDIY店の勢いに比べるとほとんど進化が見られない。経営統合などもあるのかもしれないと思ったりする。

 ネジを中心とした金属小物は,DIY店が強い。工務店の需要に答えているからだろう。木材などの大型部材も,やはりDIY店が強い。一方,高品質な文房具や,皮,ガラスなど趣味の小物材料は,東急ハンズが圧倒的に強かった。パーティー用品,山岳用品,ペット用品,組み立て家具,カバン類,旅行用品など,ブランドのある製品も気軽に触って確認できた。

 DIY店にブランドものはおそらく入っていかないだろう。このあたりの製品は,Amazonなどの通販に移っていくのかもしれない。

 一方,100円ショップが大型化し,品揃えが増えている。DIY店で販売しているネジ類,工具類,ガーデン用品などの一部が100円ショップでも買えるようになった。もちろん,品質の保証はない。プロの工務店のニーズには答えられないだろう。しかし,素人の日曜大工用途には,それなりに使える。値段はそれほど変わらないからお得感があるわけではないが,わざわざ少し郊外のDIY店に行かなくても,多少のネジ類を入手することはできる。

 筆者の部屋は,他人様にはお見せできないほどゴチャゴチャしている。その中で一番活躍しているのが,ワイヤーネットである。4cm角のメッシュで,1枚が36×36cm。金属で網を作ったあと,樹脂コーティングで仕上げている。筆者は白色のネットを使っている。

 まず,机上に3方向にこのワイヤーネットを立てて,コの字形に周囲を囲っている。ここに多数の引っ掛け金具を取り付けてあり,鍵からUSBメモリー,時計,温度計,筆記具,耳栓,充電池など,さまざまなものを引っ掛けている。パソコンデスクなので,引き出しがなく,小物が収納できないのだが,このメッシュ枠のおかげでまさにコクピット状態を作っている。

 目の高さより少し上には,水平方向にこのワイヤーネットを1枚差し込んである。そこにも引っ掛け金具をいくつかかけてあり,メガネを掛けたりしている。最近は,テレワーク状態をアピールするためのWebカメラを設置している テレワーク中をアナログ的に「アピール」するバックカメラ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/10。ちょうどメッシュの間に引っ掛けて下にぶら下げられる。

 このワイヤーネットを10枚ほどつないで一種のフェンスを作り,イヌたちの遊びスペースを作ることも実験した。これは実際には使わなかった。接続用の金具もやはり100円,足場を作るのもまた100円と,全体では3000円ぐらいかかってしまうので,けっして安上がりというわけではないが,ワイヤーネットはまた別々に使える。1枚だけ使って,子供たちの小物引っ掛け具を作ったりしている。

 最近試しているのが,スマホホルダーとして使う方法である。筆者のスマホには折りたたみ式のカバーを付けてある。市販にスマホホルダーは,スマホ本体をがっちり挟んで固定するため,このカバーではスマホ本体が浮いてしまって固定できない。カバーも曲がってしまう。

 そこで,ワイヤーネットに4ヶ所,45度方向にゴム紐で輪を作る。このゴム紐でスマホの四隅を挟んでワイヤーネットに固定するのである。ソフトに固定できるが,意外にしっかりと固定できる。まだ実験していないが,同じワイヤーネットを使って複数のサイズのスマホタブレットを同じ方法で固定できると思っている。

 さて,このスマホホルダーをどう使うかだが,ワイヤーネットを天井近くから吊るしてスマホを空中に浮かせたような状態にし,これをベッドの布団の上に置くのである。ちょうど寝ているときに自分の顔の上に,スマホが下向きになるように位置する。これで,寝ながらスマホの視聴と操作が簡単にできるようになる。

 通常,寝ながらスマホを使おうとすると,左手でスマホを支え,右手で操作することになる。操作する側はともかく,支える側の腕はだんだん疲れてきて,結局寝ながらの操作はほとんどできない。しかし,この「ワイヤーネット型スマホホルダー」だと,目の前に画面が固定でき,右手操作だけでいろいろできる。

 世の中には,アーム型のスマホホルダーも売られているが,土台をがっちり固定する必要がある割に,スマホの支持部分は結構揺れる。右手でスマホを操作しようとすると,左手でスマホをつかんで動かないようにする必要がある。一方,ワイヤーネット型スマホホルダーだと,スマホがうまく固定できる。ホルダーの下側は布団の上で支えられる。ホルダーの上側は天井からの紐で支えられる。右手で操作する場合,メッシュの下側を少し支えるだけで,ブレを抑えることができる。

 ワイヤーネットごと壁側に紐で固定すれば,垂直方向にスマホを固定できる。寝ながらのスマホ操作の後,そのまま見やすい位置に表示でき,メール着信や目覚ましの確認もできる。朝,布団の中でスマホを探し回ることもない。

 さすがに素人工作なので,写真をお見せするわけにはいかないが,なかなかおもしろい実験だと思っている。クルマ用のホルダーもできないか,検討中である。

【追伸】その後,ワイヤーネットの別の25×50cmサイズの製品でスマホホルダーを改造した。こちらの方が,スマホの位置が顔から離れるので,見やすくなった。