jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ポータブル太陽電池パネルを導入--ベランダ設置から屋根上設置に移動

LEDランプの進化を実感中--バッテリー生活1週間目 - jeyseni's diary (hatenablog.com)(2023/12/16)の中で,ポータブルの太陽電池パネルを買う計画,という話を書いた。その後,Amazonで最低価格品を購入。冬休みの実験が始まった。

 ポータブルバッテリーと同じメーカーのポータブルパネルは,結構な値段がしたので,1万4000円の100Wタイプを導入した。中国製の無名のパネルである。

 問題の1つは,バッテリーの充電端子にあった。多くのバッテリーは太陽電池パネルと直結できる専用端子を装備しているようなのだが,筆者が1年前に購入したバッテリーは,通常のAC100VからDC変換して充電するための端子しか付いていなかった。しかも,このAC接続端子の規格が一般的なものよりも大きく,プラグ変換が必要なことがあらかじめ予想された。プラグ変換コネクターは500円程度で見つかったので,とりあえず最安値のパネルで実験することにしたのである。

 送られてきたパネルは,Amazonらしく外箱の角が破損していたが,中身に傷はなかった。よくある再梱包品でもない様子だった。出力端子からの接続端子を見ると,やはり細めのタイプだった。早速,変換コネクターも注文。これも翌日には届いた。

 パネルは,持ち運びに便利なように3つに折って畳めるタイプで,持ち手も付いていた。背面にパネルを斜めに支える脚が2つ付いており,地面に対して斜めに設置できるようになっている。

 広い庭がある家ではないので,パネルを斜めに広げる場所がない。ベランダに置いたら洗濯物を干すのに邪魔になる。ということで,ベランダの手すりの外側に垂直に固定して実験を始めた。

 最初は,軒先に吊るして垂らす方法と,軒下にハシゴを斜めに立てかけてそこに沿わせる方法を考えた。ところが,軒先に吊るすには意外にも重いことが分かった。重さは1.5kgしかないのだが,以前,軒先にシェードを吊るすのに取り付けた金具に引っ掛けたところ,金具が曲がるほど荷重がかかることが分かったのである。一方,ハシゴに沿わせる方法はそれほど問題はなかったのだが,ハシゴそのものがベランダで場所を取ることが分かったので,却下した。

 冬場だが,ちょうど穏やかな晴天で,ベランダの手すりの外側に十分に太陽の光が当たっていた。朝10時から実験を始めたころから,バッテリーへの充電は始まっていた。このときの出力は62Wだった。

 規定は100Wだが,冬場でしかも太陽に向けて直角ではないので,この程度の発電量だろうと推測していた。午後1時までの3時間は,ほぼこの程度の出力であり,バッテリー残量は25%からスタートして55%まで充電できた。

 ところが午後になって,パネルにベランダの別の角の陰が当たるようになると,発電量が一気に減った。3枚あるパネルのうち1枚の斜め半分に陰が当たっただけだが,発電量は10W程度まで下がっていたのである。

 太陽電池パネルには,直列型と並列型があることは知っていた。直列型は小型で発電量も大きいが,一部が陰になると一気に発電量が減る。どうやらこのアウトドア用の折り畳み式パネルは直列型のようである。キャンプや海辺など,陰ができない場所にセットして充電するということを想定しており,陰になれば動かして陰を避けるような使い方だろう。したがって,固定してしまうと一定時間しか使えないことになる。

 そこで,ベランダの手すりからパネルを外し,ロフトの小窓から屋根の上に広げることにした。ここは1日中,陰になることはない。小窓から配線を引き込むのも比較的容易と思えた。

 移動後の発電量は30Wぐらいになっていた。すでに日は西に傾いており,パネルに対する角度は厳しくなってきていた。夕方には10W以下となり,実験初日の充電は63%までだった。

 2日目は,屋根に放置したパネルで朝から実験中である。今晩から天気が下り坂になるので,夕方にはいったん取り込む必要がある。防水はされているが,そこはポータブル性を活かして運用することになるだろう。

 結局は,完全に屋外固定用で,並列式のパネルの方が,余計な心配をせずに運用できるのかもしれないと思った。まず1日の運用実験での感想である。