jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

水で動くクルマを考えた--太陽電池パネルで水を電気分解した水素を燃焼。補助水素タンク付き

映画「バックツーざヒューチャー」の第2話で、デロリアン原子力エンジンの燃料に生ゴミを入れる場面が出てくる。さすがにエネルギー密度が1万倍は低いので、無理かなという印象があるが、今の再生可能エネルギーも似たようなものである。

   化石燃料が便利なのは、軽い小さいタンクに入れて持ち歩けるからである。無くなれば追加すればいい。ところが、これを電気エネルギーにしてしまうと、途端にバッテリーという重たい入れ物に入れなければならなくなる。無くなっても、短時間で充電する方法がない。

   そこで、軽いタンクで持ち歩けて、追加も容易で、しかも二酸化炭素を出さない、となると、やはり水素に行き着いてしまう。

   空気で動くクルマを考えたが、大量の空気を入れるボンベは金属製になってしまい、重くなる。一方、水素の場合、金属では水素が染み込んで金属を脆くする水素脆性という問題がある。ところがこれを逆手にとって、水素脆性を起こさない強化プラスチック製にすれば、軽いボンベができる。

   ボンベへの水素供給は、ガソリンよりも簡単だろう。爆発やかさいの危険はガソリンでもプロパンガスでもある。どう慣れるかだろう。トヨタが実験を進めている水素ボンベは、押し込んで回せばセットできるようである。

   さてこの水素だが、単に水素ステーションで供給を受けるだけではつまらない。そう、再生可能エネルギーを使って、家庭で水を電気分解すれば、簡単に得られるではないか。クルマに乗っているあいだも、屋根の太陽電池パネルで発電し、これで水を分解すれば、多少なりとも供給ができるではないか。

   おそらく、エネルギー関係者からは、そんな少ない水素を作ってもムダですよ、と言われかねないが、要は「気持ちの持ち方」である。グリーン水素を少しでも使っているという気持ちが、地球温暖化への1つの気持ちになるのである。