「自動車産業はタッチパネル採用をやめて物理ボタンに戻すべき」と自動車安全評価システムのEuro NCAPが提言 - ライブドアニュース (livedoor.com)。タッチパネル操作は物理ボタンの4倍時間がかかる,という調査報告が出たというものである。
スマホなら,歩きながらでも立ち止まってでも操作できる。多少,操作にもたついても,画面を見ながらでも反応を確認できる。しかし,クルマの中では操作パネルの画面をじっくり見ることもできず,どこを押せばいいかという確認もできず,タッチパネルだと押しても反応したかどうかがわかりにくい。
物理ボタンがあると,手探りでもボタンの位置が分かるし,押した感覚も分かるので,ボタンを見ることも,反応を見て確認することもない。
もう1つの解決法は,音声認識・音声操作である。おそらく,最新のナビシステムはほとんどが音声操作できる。行き先の入力,画面の拡大縮小なども音声指示できるし,ナビとスマホをリンクしておけば,着信には対応できるだろう。電話やメールの発信を音声で指示することもできるようである。
最近,スマホやタブレットをカーナビ用に車載する実験を繰り返している。ドリンクホルダに固定するタブレットホルダを購入--想定外の使い方だったが,画面が安定するのがポイント - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2023/12/11)。googleアシスタントやYahoo!音声アシストでの操作実験もいろいろ続けてきたが,スマホやタブレットを何らかの操作するには,タッチパネル操作をせざるをえず,それならパネル面をしっかりタッチできるようにスマホやタブレットをがっちり固定する方法が適していると思う。
Androidタブレットでgoogleアシスタントで,ナビの行く先を音声入力して即ナビ開始,というのが,タブレットのスイッチオン後でノータッチでナビ開始ができる一番の早道かなと思っている。
結局,このタブレットを取り付けられなかったときは,スマホは基本は電話などのスタンバイ用で,ナビは車載のナビを使い,スマホはナビとしては使用しない。スマホには,移動時のログだけが残っている感じである。
クルマ営業など,1日中クルマに乗っている人は,スマホのハンズフリー設定をすればいいだろう。イヤホンマイクでもいいし,クルマ側のマイクとスピーカーを設定してもいい。週末ドライバーの筆者には,そこまで設定しない。電話が入電すれば,路肩に停めて対応するしかないが,それで十分かもしれない。
やはり,一般人にとってクルマ内での電話応対は無理ということだろう。メールは,googleアシスタントでできるかもしれないが,相手がすぐに気づいてくれるわけで
はない。SNSのLINEも,結局はタイムリーに正確な情報を発信するには,クルマを停めて手動で発信するしかないようである。「◯◯さん宛に◯◯という内容のLINEを発信」という“物理ボタン”を,クルマのどこかに付けてくれるといいのだが。