新型コロナウイルス感染症の五類移行後第50週の拠点医療機関での週平均感染確認者数は2.27人で,13週連続で減少した。前週が3.22人で大幅減となった。
全体,そして県別に見ても,ほとんど問題ないレベルまで減少していると思える。
ところが,沖縄県のみ9.77人と,注意報レベルギリギリまで増加をしている。4週前には4.58人で,それから4週連続で増加しているのである。
新型コロナの感染拡大を始めた4年前の2020年,最も危機的な状況になったのは沖縄県だった。1年前の2023年5月の第9波でも,火が点いたのは沖縄県だった。
沖縄県は,第10波では大阪府と沖縄県のみ,注意報レベルに達する前に収束している。医療の緊急体制の取り方も,県全体での対応方法も,最も進んでいる。今回の増加傾向も抑え込んでもらえるといいと思っている。
次週,10人を超えないことを祈っている。観光シーズン入りで,人の行き来が激しくなっている。ここで抑え込んでいただきたいと思っているのである。