jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

google appsheetの予定表とファイルメーカーの予定表が,google spreadsheet経由で簡単に転記できた

何でもかんでもWebブラウザーにさせたい - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2021/4/14)と書いたのは,もう3年も前のことになる。このときは,「Google DocumentとGoogle Spreadsheetをある程度使っている」と書いているが,やはり主力はローカルのWordとExcelである。

 仕事の予定を組むのに,ファイルメーカーで数年分のカレンダーを作り,そこに繰り返しのスケジュールを打ち込んで管理している。ファイルメーカー同士のリレーショナルにより,日常最初に使うメニュー形式のファイルメーカー画面上に,その予定をリンクして表示させ,さらに予定の当日には日付の色が変わり,予定を完了したものは文字色を青に変更して区別できるようにしている。実はこれを実現するのに数10個ものリレーショナルを機械的に組み込んでいる。もはやメンテナンスはほぼ不可能なのだが,おそらくあと数年の業務には使えると思っている。

 繰り返しの予定なので,過去にはgoogle calendarで作り込むことを模索した時期があった。しかし,google calendarで繰り返しの設定をすると,予定が変更になったときに「これ以降の予定も変更しますか」などと余計なメッセージが出たり,予定を消したら繰り返しの予定が全部消えたりといった自分の不注意からの不具合がかなりの頻度で起きていた。結局は,紙の手帳を基本的には使っている。

 かつて勤めていた大手出版社は,毎年手帳が支給されていた。早期退職した途端に手帳は購入せざるを得なくなった。ところが一般の文房具店や書店などで売られている手帳は,1冊500円はする。それほど多量のスケジュールがないので,ほとんど白いまま,1年で捨ててしまうのは気が引けた。100円ショップで年間手帳が売られるようになり,ありがたく買わせていただいている。年末には必ず翌年の手帳を購入している。

 さて,ファイルメーカーは何度も書いているようにマクロ機能を使って自在に操作ができる。たとえば1ヶ月分の仕事がほぼ同じ間隔で動いている場合,最初の月曜日を基準に何日目にどういう予定,ということをプログラムしておけば,一瞬のうちに1ヶ月の予定が書き込める。その日が祝日だったら,その翌日に移動させる,といったルールも盛り込めば,休日に予定を入れてしまうこともない。こうしたプログラミングが楽しくてしょうがない。

 ところが,このファイルメーカーのカレンダーを,google calendarに転記するのが一苦労だった。読み込むだけならcsv形式のデータにすればいいだけだが,修正が加わると手で予定を動かす必要がある。再度,変更後のcsvファイルを読み込ませると前の予定が残ったままになってしまい,理由が分からなくなってしまう。

 そこで,先日から導入したgoogle appsheetを使うことにした(google appsheet続報--カスタマイズは少しクセがあり,ファイルメーカー代替はムリかも - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2024/4/23)。

 まず,ファイルメーカーのカレンダーからExcel形式でデータをエクスポートする。1列目が日付,2列目が予定だとする。この2列目の予定をコピーし,そのまま,google appsheetの元データとなっているgoogle spreadsheetにペーストする。すると,前に残っていたデータは上書きされて消えてしまうので,一発で書き込める。

 このデータは,gogle appsheetのデータベース側でも同期して変更されるので,あとはパソコンでもスマホでもタブレットでも,どこでも新しい予定が参照できるというわけである。

 ちなみに,中間経由になっているgoogle spreadsheetも,パソコンのWebブラウザーやスマホのアプリで直接見ることはできる。

 google calendarは便利だが,予定が多くなると見にくくなるし,意外にも手で操作するのが面倒だと思う。やはり慣れた表計算ソフトや,データベースソフトで管理した方が応用範囲が広がるように思った。