クルマを運転していると、歩行者保護が最も重要である。クルマは動く凶器だからである。歩行者、自転車の動きが気になり、必ずスピードを落とし、ブレーキに足を置いてすれちがう。それが、ドライバーの使命だと思うからである。
一方、歩行者はというと、スマホを見ながらとか、談笑しながらとか、とにかく、接近しているクルマの方を見ない。たとえ5cmでも横に避けてくれると、少し安心して通過できるのだが、まるで気づかないように歩かれると、「ひょっとしてクルマ側にズレ込んで来るのではないか」と緊張してさらにスピードを落とさざるを得なくなる。
道を通る際の基本は、お互いの譲り合いである。クルマだけが注意していても、歩行者や自転車が譲らないのでは事故は起きる。
まして、最近はクルマのドライバーがスマホを見ながら運転するなど、トンでもない状況になっている。歩行者や自転車も、そんなクルマがいることを意識して、自己防衛してほしい。クルマが近づいて来たら、チラッとでも顔を上げてクルマを見てほしいのである。