jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

スメハラ(ニオイハラスメント)は厄介--基本は清潔を保ち無香料を原則とした方がいいと思う

スメハラ(スメルハラスメント=ニオイハラスメント)は厄介である。そもそも、ニオイを漢字で書く時に「匂い」とするか、「臭い」とするかで、すでに考え方が変わってくる。

    筆者の経験で一番びっくりしたのは、ボディシートのニオイである。男女ともいる職場で汗のニオイは迷惑だろうと、夏場の汗拭きに使っているのだが、そのシートのニオイを指摘された経験がある。

    そのときは、シトラスの香りという柑橘系の爽やかなシートをわざわざ選んでいた。ところが、使った数秒後に女性陣からニオイの指摘を受けた。このときはクレームではなかったのだが、まさかこれほど短時間に反応されるとは予想していなかったので、びっくりしたのである。

    そこで、刺激の弱い、石鹸の香りというタイプを使ってみたのだが、これも見事に言い当てられてしまった。男性から香りが発せられること自体が女性には気になるのかもしれない。

    現在は、無香料タイプを選ぶようにしている。または、アルコール入りのモノも許容して使っている。新型コロナの影響で、アルコール臭は許容されるようである。

    高校生の頃は髪を少し長めに伸ばしていたが、浪人で髪を短くしてからはヘアリキッドのお世話になっている。当初からブランド指向でマンダムのヘアリキッドをずっと愛用してきた。社会人になっても、当時は基本的に男社会だったので気にならなかった。

    しかし、あるとき売場に無香料のヘアリキッドを見つけた。サクセスの製品だった。試しに買って使ってみると、付けたときにはアルコール臭がするが、後は無臭だった。

    これには驚いた。これほどニオイの有無で自分の意識が変わるとは思わなかったのである。それ以降、現在に至るまでこの同じ無香料ヘアリキッドを使っている。

    実は、仕事のストレスで一時期頭皮の状態が悪くなり、抜け毛が目立った時期があった。結局は皮膚科に相談し、そのあと決断して休暇を取って1ヶ月の断食道場に入り、食事の改善をしてようやく回復したのだが、当初は養毛剤も試した。

    そのとき使ったのが加美ノ素Aである。かなり個性的な甘ったるい香りがした。1ヶ月ほど使ってみたが自分には合わないようだったので,それ以降は使っていない。

 一般的に,養毛剤が厄介なのは,かなり高額なことである。市販の養毛剤の中で最も低価格なのが加美ノ素Aで,おそらく髪が気になり始めた人が一度は試してみる養毛剤と思われる。その使用経験から,街ですれ違ったり,同じ職場でそのニオイの素が特定できてしまう。そしてたいていは髪に自信のない人たちである。

 残念ながら,この歴史の長い養毛剤は効果の出る確率としては,最新の製品や治療に比較すると低い。価格相当と思う(これはあくまでも個人的な感想である)。電車や室内などの限られた空間では,筆者にとっては不快なニオイなのである。本人は自分のために良かれと思ってしている行為が,他人にはハラスメントになる。スメハラは厄介である。

 筆者にとっては,女性のお化粧の中にも気になるニオイがある。一方,筆者がほとんど気にならないのが,昨今の多くの洗濯洗剤や柔軟剤に加えている何らかの香りである。ところが,家族はかなり好みが分かれるらしく,結局我が家では無香料の洗剤に落ち着いたようである。

 かつて,香水が体臭を消すために使われ始めたたという歴史があり,現在でも自分のアイデンティティーのために香水やオーデコロンの香りにこだわる人たちも多い。

 ニオイは,つけた本人はすぐに慣れてしまうが,周囲には断続的に広がるので気になってしまう。マスクではニオイを防げない。基本は,香りをまとわず,清潔を保ち,無香料の製品の使用を心がけた方がいいと思う。最終的に香料成分は「合成化学成分」であり,身体にとって良いものとは限らないからである。