jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

駅ロータリーでお迎えのクルマのハザードランプへの疑問--筆者にとっては「ハザハラ」である

過保護と言われるが,筆者は自分の家族を夜間は駅までクルマで迎えに行く。比較的平和な街であり,自宅までの道のりは広めの道路で街灯も比較的明るいのだが,不審者情報は毎日のように市から発信される。特に成人女性にとっては用心するに越したことはないと思っているからである。

 駅から距離のある家からも,送り迎えのクルマが駅には集まってくる。そして暗くなってからのお迎えのときに気になるのが,家族を待って停車しているクルマがハザードランプをずっと点滅させていることである。

 ハザードランプの使用については,以下のような記述があるそうである。「道路交通法では、夜間に5.5メートル以上幅の道路に駐停車するときはハザードランプをつけなければならないと定めています」。

 ハザードランプは,基本的に前方はウインカー,後方はブレーキランプを点滅させる。したがって,クルマの後方は後ろのクルマの運転者の目線の高さで高輝度のランプを点滅させ,視認させることを目的としている。上記の法律の記載にあるように,一般道で単独で駐停車している場合は,他のクルマに認識してもらうためにはハザードランプの使用は必要である。さらに高速道路ではハザードランプだけでなく,三角表示板の設置も必要である。

 ところが,駅前ロータリーで人待ちをする場合,複数のクルマが基本的には縦列に並んで停まっている。この場合,縦列の一番後ろのクルマはハザードランプを点滅させることで後からくるクルマに認識してもらうことは合理的である。しかし,縦列の途中にいるクルマが,ハザードランプを点滅する必要があるのだろうか,というのが筆者の疑問なのである。

 縦列で停まった前のクルマのハザードランプの点滅が,まともに顔に向かってくる。一方で,後方のクルマが前照灯を消さないことも多く,こちらはルームミラーに眩しい光が入ってくる。

 クルマのライトは唯一のコミュニケーション手段--しかし、今のクルマはライトを消せないモノも【追記情報】 - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/1/29)で,前照灯についての疑問を呈したが,ハザードランプについてももう少し使い方を柔軟にすべきではないかと思うのである。筆者にとっては迷惑な行為であり,“ハザードランプハラスメント(ハザハラ)”なのである。

 いちばん分かりやすい例は,高速道路で渋滞の列に入る前に減速する際に使うハザードランプである。これは,後続車に対して「減速する」「停止する」という合図を送るために必要な行為だと思う。しかし,いったん渋滞の中に入ってしまってハザードランプの点滅を続ける人はいないだろう。すでに減速しているので,周囲に合図を出す必要がないからである。

 同様に駅ロータリーでも,停車している車列に入る,あるいは車列の後方につく,というタイミングでハザードランプないし方向指示器を出して,後方のクルマに合図を送った後は,停止している間はハザードランプの点滅は止めて車幅灯だけにする,という運用がいいと,筆者は思っているのである。

 法律の「駐停車するときはハザードランプをつけなければならない」は,“駐停車している間はハザードランプをつけ続けなければならない”ではないと思うからである。

 同様に,信号待ち時の前照灯のつけっぱなしについても,対向車の相手のことを考えれば,消す気遣いがあってしかるべきだと思うし,特に雨の日の夜は,道路も光り,フロントガラスやサイドガラスの雨粒も光ってしまうので,歩行者などの認識がより難しくなるので,「停止中の前照灯は消灯することが望ましい」とすべきだと,改めて意見したい。