jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「除菌シート(アルコール入り)」は安くてベストな”汗拭き”--残り香,ベタつきなし

筆者は汗っかきである。汗拭きシートは湿気の高い日本独自の製品のようで,まあオシボリ文化の延長線にあるようにも思える。最初に製品化されたのは1999年とのこと。

 それまで,ウェットティッシュはあった。アメリカでお尻拭きとして1970年代に販売され,日本でも1973年に発売されているという。「ただ濡らしただけのティッシュでカネ取るのか」と思ったかどうかわからないが,贅沢品の印象はあり,筆者の実家で使うことはほとんどなかった。濡れタオルで体を拭いたあとや風呂に入ったあとは,ベビーパウダーを身体全体にパフパフしていた。これはこれでさらっとして気持ちが良かった。

 汗拭きシートが薬局の正面の棚やスーパーでも売られるようになり,けっこう早い時期から愛用してきた。最初は,よりスッキリ感のあるメントール配合だったかと思う。その後,パウダー入りだったり,シトラス(柑橘)系だったりを試していたが,あるとき,オフィスで「汗拭きシート使いましたよね」と言われて結構ショックだった。周囲にはかなりのニオイを振りまいていたらしい。汗臭さを振りまくよりもいいだろうと思って使っていたのが,特に女性陣には不評だったようである。

 その後,無香料の汗拭きシートや,石鹸の香りのシートも試してみた。周囲へのニオイの拡散は減ったようだが,この手のシートの取り扱い店が意外に少なく,リピートするのが難しかった。

 これに代わるシートとして,最近切り替えたのが「アルコール入り除菌シート」である。新型コロナウイルスの蔓延に伴い,手のアルコール消毒と同時に,机やキーボードの拭き取り需要として除菌シートが大幅に増えた。

 感覚的には,専用の汗拭きシートの半額程度で購入できるし,アルコール拭き取りのニオイはここのところ当たり前のようになり,また長続きもしないことから,今年は全面的にこのアルコール入り除菌シートを汗拭きシート代わりに使っている。

 普通の汗拭きシートは,ある程度の香り成分を皮膚上に残すことによって,拭き取り後にかいた汗のニオイを緩和するようにできているようだが,除菌シートは皮膚の汚れを取り除くことだけが目的なので,残り香がほとんどしない。また,べとつきも少ないように感じている。変に汁気が多くもなく,また保湿成分などのある意味では余分な成分も入っていない。サッパリするにはこれがベストな選択かもしれないと思っている。ただし,アルコールで皮脂成分もごっそり持って行かれるから,そのあとの多少のお手入れは必要かもしれない。