jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

スマホがでかくて交通系アプリのタッチでミスしやすい件

半導体不足を言い訳に、SUICAPASMOなどの交通系カードをスマホアプリで代替する動きが盛んである。他のショップ系アプリと違って、スマホの画面を出さなくても使える。ポケットからスマホを取り出して、すぐにタッチしても認識できる。スマホに搭載されたFeliCaの成果である。この規格は日本で開発されたものであり、素晴らしい。

    ところが、スマホが大画面化するに伴って、このFeliCa の認識位置がスマホ機種によって違ってくるという問題があるように思う。

    筆者の場合、1台前のスマホ交通系アプリを複数インストールできず、SUICAアプリだけインストールしてPASMO はカードで使用している。現在持っているスマホは両者のアプリをインストールできるはずだが、どうもスマホSUICA アプリで自動改札機での認識ミスが目立つのである。

 現在の筆者のスマホFeliCaマークは左上の2個並んだカメラレンズの間の,少し右ぐらいの位置にある。通常の定期券入れのサイズと比べると,幅で1.3倍,長さで1.5倍はある。

 定期入れにSUICAカードを入れて改札でタッチするときは,自動改札機の光っているところに定期券入れの中心を合わせるような要領でタッチすればいい。一方スマホでは,かなり手前で少し左に寄せてタッチする必要がある。

 おまけに,このFeliCaのアンテナはディスプレイの反対側にあるのだが,筆者のスマホカバーはノート型のため,ケースの裏と表の直感的な見分けがつかない。「右上にアンテナがある」と思ってスマホを左に寄せたら,実はスマホが裏向きでアンテナが左上だったということになると,自動改札機の受信範囲から外れて,エラーになる,ということかなと考えた。あるいは,裏表を逆にすると,アンテナからの距離が離れて,その分が読み取りエラーになるということも考えられる。

 筆者のスマホの画面サイズは6.4インチ。現在最大は6.7インチと思われるが,これ以上はさすがに大きくはならず,むしろ折りたたみスマホへと移行していくのだろう。

 自動改札機もとりあえず7インチスマホの完全対応できるようにタッチ面のバージョンアップを図ってほしい。

 一方で,このFeliCaアンテナの位置と厳密に位置合わせをしなければならないのが,マイナンバーカードである。しかも,SUICA代わりなら一瞬のタッチで認識されるが,マイナンバーカード認識の場合は数十秒動かしてはならないとされている。途中で通信が切れるとエラーになるからである。

 スマホマイナンバーカードを手に持って認証させようとすると,まず失敗する。使い方として,マイナンバーカードの写真側を上にして木製の机の上に置き,その上にカードの中心とFeliCaマークを合わせるようにしてスマホを置き,そのまま手を離す,という使い方が推奨されている。

 しかし,確定申告ではこの認証を何度もすることになり,結局筆者はスマホでの確定申告をあきらめ,PCとカードリーダーで認証する方法にしている。確定申告の時期に,あれほど何度もスマホ申告が便利,というCMを流した理由が分からないのである。

 今度は,マイナンバーカードアプリが2025年4月をメドに登場する予定で,これには健康保険証機能も内蔵される。すると,医療機関の窓口でのマイナンバー保険証の認証機がまた使えなくなるのではないかと心配である。マイナンバーカード保険証とマイナンバー保険証アプリの両方に対応する新しい機械にまた置き換えるというのだろうか。QRコードを表示して,それを認識させるのだろうか。いずれにしても,現在の認証機とは別に,バーコードスキャナーなども導入する必要が出てきて,医療機関の窓口業務がさらに混乱するという心配がある。